名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

晒し者のようにしてひどい男だ、七郎左衛門

元禄4年9月。
萱屋町東側福沢先右衛門の娘が自害する。
この娘は初め千村八郎兵衛の元へ嫁いだが、程なくして離別された。
その後、西郷七郎左衛門へ嫁ぐが、また離別された。
それを面目なく思ってのこと。
元禄4年9月5日、先ず右衛門のところへ女を送り返し、その後、縁切りの手紙や道具などを七郎左衛門のところから送り返す。
そのため、女は物置に入り、福沢平次の脇差しでのどから後ろへと突き刺し死んでしまう。