2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
元禄4年10月2日。服部小十郎は江戸におり留守にしていたが、留守の家老を中間が切り殺そうとするのを永休が仕留める。外向きには家老とふたりで仕留めるたことに。
元禄4年10月2日夜から10日夜まで大田紋左衛門家に小石が投げられる。10日夜、嫡子紋太夫が小便に出て得体のしれない動物に傷を負わせるが仕留められずと。
元禄4年11月1日。新町の伊藤十右衛門借家に佐次右衛門という者が住んでいた。その佐次右衛門が在郷馬(耕作用の馬)に睾丸の皮を食べられる。しかし、命はとりとめる。治療代として馬主が金子2分2朱を出す。佐次右衛門は大豆葉を売っており、代わりを…
元禄4年10月頃のこと。村尾五郎左衛門嫡子伝右衛門は津田十郎の婿となり、婚礼を行うために妾に暇を遣わす。しかし、出て行かないので、脅すために蔵へ行って米の上で細いひもをかけて死んだ真似をする。すると俵が崩れてたちまち死んでしまう。外向きに…
元禄4年10月5日。近頃、苧(麻糸)の荷をひとつ盗んだ犬山組原八兵衛の処分が決まる。知行を召し上げられる。
元禄4年10月5日。平岩助六が逼塞となる。
元禄4年10月4日。悪米を扱った左平次らが獄門となる。札には、手代と申し合わせて百姓の米を請け負いながら、届けなかったのでこの如くと云々。今井佐次右衛門手代、吉田善蔵・山田分助、五味所左衛門手代真野。服部彦助手代、成田加兵衛。同子7歳は何…
元禄4年9月4日。中村治太夫と森平太夫が話し合いを行う。
元禄4年9月2日。大田什庵末子が若党を連れて失踪してしまう。
元禄4年7月20日。暁、尾頭で御代官手代が女を突き殺して自殺を図る。すぐには死なずと云々。女は伏見町の身分が低い者の娘であった。伯母のところの出合宿(密会の家)でこの事件となる。
元禄4年7月17日。梶川町で浪人者と石黒作兵衛召仕が喧嘩する。双方傷を負うと。
元禄4年7月15日。松井勘右衛門に召し仕える小草履取が主人の道具を盗む。牢に入る。
元禄4年7月15日。橘町で古金屋の女房が自殺する。乱心であったと。
元禄4年7月14日。江川へ4つばかりの男の子を捨てて溺れ死なせる。
元禄4年7月13日。大曽根山田道土橋付近で道心坊主が急死する。少しの間晒した後、板橋の三昧堂へ埋め、札を立てる。
元禄4年7月4日。朝、萱屋町で成田太郎兵衛惣領若党が草履取を切り倒し、自らも傷を負いながら逃げ去る。草履取は命を取りとめてしばらくすると起き上がり、家へ戻って主人のところに知らせる。これを知って主人は草履取を引き取って養生させる。宰相様(…
元禄4年6月。納屋にて干物屋の若者が女を切り殺し自殺する。2人の死体は塩漬けにする。
元禄4年6月11日。鍛冶屋町下で河野次郎兵衛草履取を中間が切り殺し立ち去る。
元禄4年4月29日。戌半(午後8時)より亥(午後9時)、伏見町下荒川主馬屋敷が焼失する。
元禄4年4月14日。この日から逸平次父で近江守組若衆の中村伝左衛門と兄分馬場弾四郎の間で諍いがある。19日には決着がつく。
元禄4年4月。御祭礼の際、若宮の前で長者町の山車に本地村弥次右衛門草履取が轢かれて死んでしまう。上畠の山車には警備がいなかったので、町代がしばらく逼塞となる。
元禄4年4月10日この日過ぎ、増嶋瀬兵衛召仕の女が瀬兵衛の腰に差していた刀で自殺する。
元禄4年3月26日。江戸で米相場に手を出して密かに名古屋へやって来ていた宮町の清太夫親子が江戸で斬罪となる。3月3日、この者を連れてくるよう公儀より仰せ出される。小原一郎左衛門聟で中条作太夫家に住む五十人小頭榊原平八郎が仰せ付けられ、江戸…
元禄4年4月6日。西郷半右衛門召仕の女を何者かが酒井平太夫門内へ呼び出して突き殺す。この死体を目付衆が調べた後、7日昼に半右衛門のところへ引き取る。この女は今年の3月に平太夫召仕の男の頼みで雇い入れたと。女を切ったのは、寺尾内匠の徒士であ…
元禄4年3月15日。御登城の際、津田弥右衛門に不手際があり逼塞仰せ付けられる。
元禄4年3月6日。近頃、相原与一右衛門惣領市之丞が乱心。
3月13日、所々に札が立つ。年のころ26、7の女が殺され、長者町長嶋町の間、堀切筋侍屋敷前の堀へ首・手足に縄をかけ、筵で包んで捨ててあった。今月見つかると云々。
元禄4年3月13日。所々に札が立つ。今年2月18日夜、愛智郡日置村の堀川端で熱田新田に住む若党風の浪人が度会丹六を切り殺すと云々。
元禄4年3月9日から15日まで久屋誓願寺で千日回向が行われる。同15日より常念仏が始まる。
元禄4年3月6日。児嶋丹左衛門が川狩の場で気分が悪くなり帰ると云々。18日に正木喜兵衛のところに引き取り、牢に入る。