名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不景気だな

元禄6年6月30日。この日より若宮で操りが行われる。演目は蒲御曹司。太夫は笹尾平太夫。見物人はことのほか少なく2、30人ばかりと。

倹約と取り調べの関係は

元禄6年6月30日。触状がくる。この度節約の御触れがあったので、高木小兵衛・津金武右衛門御預けの足軽については来月の16日より取り調べることを承知しておくように。

これで少しは楽になる

元禄6年6月28日。晴。触状がくる。この度御家中に節約をお言いつけになられたので、8年の間は殿様五郎太様への御家中の輩から手作物・生菓子・庭前草花の類は表向きは勿論、内々にも差し上げることは必要ないとお言いつけになる。以上。

何をしでかしたやら

元禄6年6月27日。晴。この日文左衛門が聞いたところでは、岩田八左衛門・田辺彦四郎が御役御免で寄合(無役となる。八左には不似合いな若気の至りあったと言い渡しがあると。

傷を負ってから18日

元禄6年6月26日。弓矢十兵衛の娘がこの日瓜を1切食べて終に死んでしまう。傷は終に治らなかった。

忙しい1日

元禄6年6月26日。辰半(午前8時)まで曇り少し雨が降っていたが、その後晴れる。文左衛門は辰刻(午前7時)に兄弟弟子の猪谷忠蔵・同唯四郎と共に下の様(ためし)場へ様物を見物に行く。津守(松平義行)様御小姓役佐藤伝九郎草履取は先ごろ江戸で衣…

6月25日の天気です

元禄6年6月25日。辰半刻(午前8時)、急な雨にが降り、雷も鳴る。1日中東風が吹き、夜になって強さが増す。その風は家をも揺り動かす。

今で言う増税ってやつですな

元禄6年6月22日。触状がくる。藩の財政が前々から思い通りにならず、今年は特に物入も多く不足が多くなりそうである。このため昨年は7升ずつであった口米を今年から1升5合に増やしてにと差し出すようにと年寄に申し上げてきた。最初の7升口米は返し…

博奕は人を狂わせる

元禄6年6月22日。大和守組魚住治右衛門150石が改易となる。甚野意右衛門、西郷十郎右衛門が同道する。治右衛門は博奕に入れ込み、身を持ち崩していた。あるいは膠漆の切米手形5、6通を借りて御蔵で受け取り、一度に金に換えて元手とし、上手くいっ…

どうしてだろうな、倹約なのか

元禄6年6月21日。触状がくる。御家中で鷹御免の輩以外は、明場(家臣の猟が許される)となった際に鷹を所持できると前々から聞いているだろうが、今後鷹御免の輩以外は一切鷹は所持しないように。今後もし若鷹を所持した輩がいると聞いた場合は必ず報告…

男嫌いって嫌な男がいるってことですかね

元禄6年6月20日。午の時(午前11時)、文左衛門の家に男嫌い女だと女が走り込む。終には追い出す。

ひどい同心衆がいるということ

元禄6年6月19日。この朝沢井三左衛門のところへ同心衆を呼び集め、昨日筑後守殿から仰せの書付があるとその御意を申し渡される。書付には同心ならびにその子息兄弟に行いのよくない者がいると聞いている。調べもせず、報告もしないのはその頭の落度であ…

6月16日の天気です

元禄6年6月16日。晴天。

皆既月食

元禄6年6月15日。雨が降る。雷が数度鳴る。この夜は皆既月食であった。文左衛門はこれを見ており、一瞬黒い鑑が雲の間に出た。

6月14日の天気です

元禄6年6月14日。時々雨が降る。雷が4,5度鳴り響く。

避雷針もない時代、落ちる、落ちる

元禄6年6月12日。申刻(午後3時)、雨が降り、雷鳴が鳴り響く。恒河佐五兵衛裏の桐の木に雷が落ちる。根を貫き、そのあたりの木や草は枯れてしまう。もちろん桐も枯れてしまう。この時の火の玉は18、9あり、佐五兵の座敷や表へ落ちる。佐五兵の内儀…

正直に言いましょう

元禄6年6月11日。文左衛門は朝倉忠兵衛へのところへ出かけるが、秘蔵の飼いならしたいたちを鼠と間違えて扇で叩き殺してしまう。あまりのことにどうしていいかわからず、汗が吹き出し衣を濡らしてしまう。

6月9日の天気です

元禄6年6月9日。卯の半時(午前6時)から雨が降るが、しばらくして止む。

悲しい恋の結末

元禄6年6月8日。夜7つ半(午前5時)から雨が降り始め、明け方には止む。丑の刻(午前2時)、飯田町養念寺門前でふりという名の23になる弓屋十兵衛娘を24になる理介が刺し殺し、理介も死んでしまう。理介の兄は摂津守(松平義行)様の御馬廻りであ…

6月8日の天気です

元禄6年6月8日。未8時(午後2時)、黒雲が乾(北西)から東の方へと流れて行く。急に雨が降り出し、強風も吹き荒れ、雷も2・3度鳴り響くが、しばらくすると止む。雷が幅下中間町へ落ちる。

御三家といえども将軍様には勝てません

元禄6年6月5日。暁より雨が降るも、しばらくして止む。この日、大樹(将軍綱吉)公御茶壷が中川道(ママ、?)本町を通る。熱田の祭りも6日に順延される。

6月2日の天気です

元禄6年6月2日。雨が降る。巳の半時(午前10時)、雲が空を覆い始め、未半時(午後2時)、雨が激しく降る。

6月1日の天気です

元禄6年6月1日。申時(午後3時)から雨が降り始め、夜になるとますます静まり返る。

勝手に殺すな

元禄6年5月28日。成瀬兵部が自害との説が流れる。これは嘘であった。

5月26日の天気です

元禄6年5月26日。未(午後1時)、時雨。雷もひとつふたつ鳴る。

恵みの雨とはならなかったか

元禄6年5月25日。未時(午後1時)、雲がおこり、雷が少し鳴る。雨はしばらくして止む。

これでは作物の出来が心配だ

元禄6年5月21日。近頃、日照りが続き、暑く湿気もある。四方で干ばつとなり、雨を求める声は急ではあるが、空は晴れ渡りひとかけらの雲もなし。

リベンジ

元禄6年5月21日。文左衛門は味鏡へ鮠釣りに出かけ、83匹釣り上げる。未半時(午後2時)、名古屋にて火事の説が流れる。

真相は如何に

元禄6年5月20日。火事という説が流れる。

デマですか

元禄6年5月18日。未刻(午後1時)、火事との説が流れる。