名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

火の不始末か

宝永6年3月28日。
文左衛門は円水で酒を頂き、源左衛門でまた酒を頂き、丹左で吸物・酒・茶づけなどを頂く。
申半(午後4時)頃、火事とのことで戻り、手代屋敷へ行く。
清左衛門南の藪垣を隔てたところまでで、燃え始めには火の子がたくさん飛んできたと。
夕暮れ前には鎮まる。
和田十蔵の足軽屋敷は16軒のうち13軒が焼失する。
5、6日前にいずれの作事も終わっており、屋根を全部葺いていた。
古い萱から火が出たと。