名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

二人を殺害

貞享2年3月22日。朝、取田才兵衛の行方をくらます。昨晩、才兵衛召仕若党が同僚を切り殺し、逃げ出すところへ居候の信州松本の浪人とでくわし、これを切り殺して行方をくらます。才兵衛も行方がわからなくなる。

全員処罰

貞享2年3月9日。川野喜兵衛は林一郎左衛門に御預け。喜兵衛子は稲葉九郎左衛門へ御預け。喜兵衛宅では妻等に番を付ける。その後親子ともに横井伊織長野修理へ御預け替え。

最初からちゃんと返せよ

貞享2年3月8日。近頃、大須近くの貧しい坊主が自殺しようとするがうまくいかず。止めに入った者たちが尋ねると、金などを貸したが返してもらえず、食べるものもないと云々。事件のおかげで借りていた者が金を返済する。

悟りには程遠い

貞享2年3月8日。白林寺の僧で団谿の弟子が納所(禅宗寺院の金銭を扱う場所)坊主と刃物を持って争い、共に死んでしまう。団谿の隠居所である団谿山で起こったこと。

根性の復活

貞享2年3月4日。公(綱誠)が駕籠でお出かけになる。御目付大崎清太夫が熱田誓願寺前で落馬し気絶する。誓願寺で入り休憩した後、駕籠に乗って行く。しばらくすると回復し供を続けたとのこと。

僧の不祥事が続く

貞享2年2月21日。桜誓願寺の隠居と清涼庵の住持可心が追放。

一体何が

貞享2年2月21日。善篤寺の隠居については、尾張国内にとどまるのは勿論のこと寺に位牌を残してはならないと。

理由が知りたい

貞享2月15日。荒川出羽守を丹後若狭守へ御預け。金森帯刀は斬罪。その子どもは切腹。伊那彦右衛門も御預け。そのほか諏訪勘兵衛跡目などは閉門。

悪党集団捕まる

貞享2年2月8日。小菅一郎左衛門中小姓武山平内を一郎左衛門に御預け。13日に町奉行片桐弥五右のところへ受け取り、牢に入る。近頃、間嶋(馬島)清眼院に夜間盗みが入り、火もつける。明眼院では平内を疑い、家を訪ねるがはっきりはわからずせず。片桐…

ご主人様、あなたはそんなに偉いのか

貞享2年2月5日。荒川治部右衛門子の十郎左衛門が召仕を手討ち、海保弥兵衛が召仕を手討ち。

どうも怪しいこの処分

貞享2年2月5日。宇平次のことは、今まで通り奉公するようにと云々。内右衛門は乱心として八左衛門へ御預け。この御詮議は滝川又左衛門・留永内左衛門が仰せ付けられる。

なぜに途中で変更された

貞享2年1月29日。内藤宇平次を所右衛門兄弟へ御預け。岩田内右衛門を八左衛門へ御預け。2月3日に宇平次は滝川彦右衛門へ、内右衛門は成瀬吉左衛門へ御預け。

情報求む

貞享2年1月26日。昨年12月18日夜、栄生町近所の侍屋敷前の堀に試し切りした非人を捨て置かれていたことで、この日所々に札が立つ。

決死の覚悟

貞享2年1月7日。撞木町の木戸際で、建中寺から帰りの中納言様(徳川綱誠)に直訴する者がいた。御目付松田庄太夫に調べさせると、この者が昨年松山次郎太夫に金を貸しており、その利息がかなりの額となっていることが判明する。毛利治部左衛門と池村三右…

あなたは悪くない

冬。隼人正犬山組五十石鳥井忠兵衛と山岡六太夫の行方をくらます。六太夫が召仕下女を殴ると、下女は隣の忠兵衛のところに逃げ込む。六太夫は追いかけて、忠兵衛に無断で殴りかかる。ふたりは日頃から懇意であったが、この件ではお互いに納得せず。まず忠兵…

年の瀬に火事とは

貞享元年12月30日(大晦日)。夜丑下刻(午前3時)、西杉村百姓の家が焼失する。

目的は何

貞享元年12月3日。清涼庵が逼塞となる。町人の髪を無断で剃ったため。

人の命を何と思う

貞享元年12月3日。橘田友右衛門が召仕を成敗、成田半平が召仕を成敗。

作戦失敗

12月3日。申刻(午後3時)過ぎ、摂州様(松平義行)御使約増田与左衛門のところへ父治兵衛がやって来る。乱心して与左衛門の病床に切りこむが、返り討ちにあう。妻は渡辺次郎兵衛の娘。実は妻が仕留めたと。

理由なく切っても許される世界

貞享元年12月1日。出雲守様(松平義昌)衆帯金庄蔵が召仕草履取りを手討ちにする。

不祥事か

11月29日。塀和(垪和はが)藤八が志水右衛門へ御預け。野村伴左衛門・宇津木弾右衛門は十七ケ国改易。

出過ぎたまねってこと

10月21日。吉沢検校のところで座頭12人を解雇。近年肝煎を7人に申し付けたが、この7人が贅沢などをしていると惣座頭6組の中から2人ずつ検校に訴える。役人には自分たちが指示すると訴えるとは不届きと云々で解雇。惣座頭が我慢ならないと騒いだよ…

困った奴だね

貞享元年8月29日。雲州様(松平義昌)御用人外山伝六が改易となる。弥左衛門の兄で町屋に住んでいた。屋根の上で紙鳶(凧)をあげたり、その他にも好色で行いもよくなかった。

殺人事件発生

貞享元年11月21日。夜、呉服町の下、広小路より少し下手の侍屋敷前で蜷川善左衛門留守居の中間が切り殺される。犯人はわからず。

そこを切りますか

貞享元年11月15日。五十人目付馬場定右衛門が陰茎を切る。乱心かと云々。かつはて禅を千丈から学んでいた。

しっかりせんかい

貞享元年11月6日。この日から50人大塩弾六が病気を理由に家に籠る。12月に暇を請い、すぐに許される。弾六は京町縫い屋で大公(光友)に奉公していた女に出会い、身をたてるようになれば女房にすると約束する。この女の主人の女中が時期を見計らって…

あなたの罪は重い

貞享元年10月21日。町医者村上玄道兄の粉屋小右衛門が獄門。そのほか御預けの者は皆御免。

詐欺事件発生

貞享元年10月。近頃、小右衛門が偽手形で八木治右衛門から金を借りて行方をくらます。福嶋の関所で自殺したので、すぐに死体を取り寄せる。玄道ならびに弟、そのほか請け合いの輩は町へ預けられる。玄道は小出玄徳の聟のため少し間遠慮となる。

火事だ~

貞享元年10月15日。丑刻(午前1時)過ぎ、納屋の裏で2、3軒が焼ける。

原因は源蔵

貞享元年10月12日。1200石助左衛門、300石小姓組・滝川若狭組同次男伝兵衛、200石大番・遠藤主殿組同3男源八郎、養父三左衛門同4男村田源四郎、同5男鳥井六右衛門、同6男小嶋市之丞の6人は共に佐竹右京太夫に御預け。1000石大御番岡…