名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-04-22から1日間の記事一覧

あなたは悪くない

冬。隼人正犬山組五十石鳥井忠兵衛と山岡六太夫の行方をくらます。六太夫が召仕下女を殴ると、下女は隣の忠兵衛のところに逃げ込む。六太夫は追いかけて、忠兵衛に無断で殴りかかる。ふたりは日頃から懇意であったが、この件ではお互いに納得せず。まず忠兵…

年の瀬に火事とは

貞享元年12月30日(大晦日)。夜丑下刻(午前3時)、西杉村百姓の家が焼失する。

目的は何

貞享元年12月3日。清涼庵が逼塞となる。町人の髪を無断で剃ったため。

人の命を何と思う

貞享元年12月3日。橘田友右衛門が召仕を成敗、成田半平が召仕を成敗。

作戦失敗

12月3日。申刻(午後3時)過ぎ、摂州様(松平義行)御使約増田与左衛門のところへ父治兵衛がやって来る。乱心して与左衛門の病床に切りこむが、返り討ちにあう。妻は渡辺次郎兵衛の娘。実は妻が仕留めたと。

理由なく切っても許される世界

貞享元年12月1日。出雲守様(松平義昌)衆帯金庄蔵が召仕草履取りを手討ちにする。

不祥事か

11月29日。塀和(垪和はが)藤八が志水右衛門へ御預け。野村伴左衛門・宇津木弾右衛門は十七ケ国改易。

出過ぎたまねってこと

10月21日。吉沢検校のところで座頭12人を解雇。近年肝煎を7人に申し付けたが、この7人が贅沢などをしていると惣座頭6組の中から2人ずつ検校に訴える。役人には自分たちが指示すると訴えるとは不届きと云々で解雇。惣座頭が我慢ならないと騒いだよ…

困った奴だね

貞享元年8月29日。雲州様(松平義昌)御用人外山伝六が改易となる。弥左衛門の兄で町屋に住んでいた。屋根の上で紙鳶(凧)をあげたり、その他にも好色で行いもよくなかった。