名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2025-01-01から1年間の記事一覧

穏便の際はいつも火事注意が言い渡される

正徳3年7月30日。逝去の廻文がある。町では下蔀を下ろし、巳(午前9時)頃から商売を行わなかった。御屋形へ志水甲斐・鈴木主膳を呼び、御城下大火消を仰せ付けられる。沢井織部・萩生因幡・滝川弥一右衛門・毛利治郎左衛門も火消を仰せ付けられる。こ…

生きないと

正徳3年7月28日。夜、尾頭の芝居の近所で19になる目薬屋市兵衛の娘で七という名のが身ごもる。男は隣の鍛冶屋喜右衛門の吉兵衛23歳であった。共に白帷子を着て、男が女を刺し、自殺する。共に尾頭の者であった。

吉通の死去はいろいろと噂があります

正徳3年7月26日。9月25日から稲荷御社内で一代能(一世一代の能)が行われる。田中源之亟という札があちこちに立つ。(後略)公(吉通)が25歳で逝去する。今日の申(午後3時)まで何の言いつけもなく、申過ぎ頃に上野小左から少々疝痛(腹痛)な…

奉公人の不祥事

正徳3年7月25日。そよのこと。始の(ママ)元助と恋の契りを結び、下のたばこやで白昼に文左衛門の娘を抱きながら度々会っていたことが知れたのでこの日暇を出す。

人あたりですね

正徳3年7月24日。この日から桑名町下薬師寺で四十八夜の開闢が行われる。25日より天笈談義、小さな寺に大勢を押し込んだので目を眩ました者がでる。

年の瀬とお盆の頃に行われるのですかね

正徳3年7月23日。夕飯後、文左衛門は源右へ頼母子会に出かける。弥太郎と甚之右の二人が得る。酒を頂いて帰る。

3月19日の事件ですよ

正徳3年7月22日。米倉伊平次が改易となる。御使小畑十大夫・米倉左平次は追放となる。ともに3ヶ国ずつ出入り禁止となる。

間違えて自転車で突っ込むとついて来る

正徳3年7月19日。この日の頃のことか、片端七間町から御園までの間の堀端で蚊柱が多く、何ヶ所にも現れる。一抱えや二抱えもあり、長さは2、3丈(1丈は約3メートル)あり、夕日に輝き虹のようで風に吹かれて少し揺らめく。前代未聞のこと。

だから板を買ったのでした

正徳3年7月17日。文左衛門はこの日南の庇と隠居屋の繕いと座敷、東北の庇の板返しを行う。近頃、美濃者の米屋理左衛門召仕女が理左衛門の子を孕んだ。美濃者の夫が江戸からやって来て在所へ連れていこうと勢いよく迫ったので萱葉池へ身を投げて死ぬ。女…

たわけって演目名だと思うのですがはっきりしません

正徳3年7月15日。大須で十三郎の狂言が行われる。演目はたわけ(?)。岡本清次は竹田出雲の弟子と云々。人形に揚弓を射たせ、様々な奇巧(珍しく巧みな技)を行う。

大往生です

正徳3年7月12日。大竹又左衛門は少し前から出家し、万随と名乗り、鉢ひらき(托鉢で金品を乞う僧)の躰で東の出来町に住み、その後通所の裏町に住んでいたが、博奕などの宿をしていたかと云々。今朝隼人正から又左衛門が入道を捕らえにやって来る。尼の…

寺同士が争ってましたね

正徳3年7月11日。熱田円通寺が逼塞を赦され、隠居を仰せ付けられる。熱田中には居ることは遠慮するようにと云々。仰せ渡しを聞いて寺には帰らず直ちに立ち退く。(中略)末寺6ケ寺もこの日逼塞を赦される。

溺れたのか、急病なのか

正徳3年7月7日。近頃、故成瀬松軒屋敷の堀の中へ近所に24、5になる男が水浴びに出かけ、溺れて死ぬ。

ながされた材木は拾ったもん勝ちか

正徳3年7月6日。九条様への公の御使として横井頼母がこの日尾張を出発する。昨日の雨で木曽川はひどい増水となり、材木がたくさん流される。材木は34、5万が流され、大変なことと云々。犬山では多くの木が留まり、隼人正はとても得をすると。

米を貰えば運搬賃もかかる

正徳3年7月4日。御蔵から米7斗6升を受け取る。駄賃は100文。この日から10日まで穏便にするよう廻文がある

頼りになるのは現金

正徳3年7月3日。文左衛門は源介へ行き、役料米の買留金4両を請け取る。1分9匁2分は平田から請け取る予定である。

この丁も1本の意味なのか1町なのか悩みます

正徳3年7月2日。文左衛門のところに板へぎが届く。1両でひば榑20丁。文左衛門のところから1人を遣わし、車賃は丁で80文。板へぎは2800枚あった。この日御城での書き写したこと。小普請組岩瀬源三郎は少し前藪村へ参詣したが、戻ってから暇を届…

今と同じで物価高

正徳3年7月1日。近頃、段々と油が高値になり、鯨油は1升380(文)。この後なお高値になる。酒は100文。銭900丁68文。

正徳3年7月の地震です

正徳3年7月13日。亥(午後9時)頃、少し地震がある。

正徳3年7月の天気です

正徳3年7月3日。時々曇る。わずかに雨が降る。時に晴天となる。時に曇る。申(午後3時)から少し巽(南東)の風が吹き、時々雨が降る。夕暮れから雨が降る。時に雨は止み、戌(午後7時)過ぎに雨は止む。正徳3年7月4日。晴。雲が乾(北西)へ流れて…