名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

悪党集団捕まる

貞享2年2月8日。
小菅一郎左衛門中小姓武山平内を一郎左衛門に御預け。
13日に町奉行片桐弥五右のところへ受け取り、牢に入る。
近頃、間嶋(馬島)清眼院に夜間盗みが入り、火もつける。
明眼院では平内を疑い、家を訪ねるがはっきりはわからずせず。
片桐弥五右のところに平内姉が奉公しているのを聞きつけ、姉を通して段々と真相がわかると云々。
昨年、間嶋(馬島)には他国から眼病の女が来ていたが、この女と平内が密通し枇杷島に預け置く。
この女は志水右衛門家来沼田孫大夫中間と縁があったので孫大夫に御預け。
杉崎佐左衛門若党も訳あって佐左衛門に御預け。
辻番もひとりも枇杷島で女を預かったと東武右衛門へ御預け。
平内は昨年秋から一郎左衛門のところで奉公していた。