名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-05-11から1日間の記事一覧

焼け出された人たちには寒すぎるのでは

貞享3年3月18日。昼、万松寺近くの河野藤蔵方で足軽屋敷2、3軒が焼失する。

冬の嵐

貞享3年2月23日。夕暮れ頃、激しい雷で稲妻が光る。建中寺前裏町入戸曽太夫の家へ雷が落ち、1軒焼失する。

人を殺すのはやむを得ないことではない

貞享3年1月30日。鈴木瀬左衛門の子弁右衛門が召仕を手討ちにする。1分加増で召し置くと言ったにもかかわらず、悪態をつくのでやむを得ずと。

2人にどんな恨みが

貞享3年1月30日。武平町で天野伝内・安藤又四郎が襲われる。ふたりは大嶋五兵衛の屋敷へ逃げ込む。伝内は昼過ぎに死んでしまうが、又四郎はそこを立ち去る。杉ノ町の角までは足立七右衛門も一緒にいた。

この日2件目の自殺

貞享3年1月24日。大光寺門前で、服部小十郎弟九八郎の家来が自殺する。

苦しい時はまず誰かに相談

貞享3年1月24日。岡田九助に仕える者が伊勢へ参詣すると退出するが、納屋橋の辺りで自殺する。

この日2度目の事件

貞享3年1月13日。新御屋敷で佐治新蔵が刀を失くす。客が帰った後、戸障子を立てると刀が出てくる。舞台の下から刀が出でてきたと。切羽(鍔に添える板金)は外してあった。

2人の調整力に拍手

貞享3年1月13日。新御屋敷で山内治左衛門と大橋義右衛門の間で争いがあり、儀右衛門から治左衛門へ果し状を送ると云々。津田元右衛門・遠山所左衛門の仲介で事を収める。