名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

ひどい同心衆がいるということ

元禄6年6月19日。
この朝沢井三左衛門のところへ同心衆を呼び集め、昨日筑後守殿から仰せの書付があるとその御意を申し渡される。
書付には同心ならびにその子息兄弟に行いのよくない者がいると聞いている。
調べもせず、報告もしないのはその頭の落度である。
子弟の悪行を知らない親兄は愚かである。
厳しくこのことを申し付ける。
もし他からお耳に達した場合は、頭中の落ち度とする。
このことは諸物頭衆へもお言いつけになる。