名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-05-06から1日間の記事一覧

これはたいそうなお葬式

元禄13年10月28日。辰(午前7時)過ぎ、遺体が建中寺に入られる。内陣(本殿)に入られる。高岳院・美濃守・甲斐などが供をする。昼頃、葬送が行われる。津守様(松平義行)は昼前直に建中寺に着かれる。供は長上下、但馬様(松平友著)は長上下、供…

細々と指示が与えられる

元禄13年10月27日。廻状がある。津守様(松平義行)が逗留の間は、前々から出入の輩であっても伺いに出向かいないようにと摂州様の用人衆から国用人衆へ申してきたので、国用人からの廻状とする。廻文がある。切紙をもって啓達(申し上げる)する。大…

棺に入りましたか

元禄13年10月21日(ママ)。正公、大曽根で入棺。

もういいのかな、早すぎるのは

元禄13年10月26日。この日から諸商人は声を出して商売をする。魚や鳥までも。

どうしてだろう

元禄13年10月24日。葬送はかねて29日のところ、2日早まり27日になる。

荘厳な趣き

元禄13年10月22日。この日から神社と寺でおつとめがあり、鐘などを打つ。今までは時の鐘と建中寺のほかは打っていなかった。

葬儀の準備が始まりました

元禄13年10月18日。老中・側同心頭・寺社奉行・国御用人が建中寺へ出かけ、場所など指図、見立を行う。葬送場は今まで土取場であったので大きな穴が開いていたが、そこを普請する。奉行は四郎兵衛・源右衛門・平兵衛。廟所は木が茂っていた。その中に…

前兆だったのかも

元禄13年10月15日(ママ)。戌刻(午後7時)、光物が飛ぶ。吉田七太夫が巾下でこれを見る。大きさは一囲(一抱え)ほど。艮(北東)から現れ、南へ飛んで行く。その途中で砕けると。

喪に服する名古屋の町

元禄13年10月17日。今朝から町では下蔀を下す。朝のうちは物を売り歩く声もしたが、その後はしなくなる。

尾張藩2代目光友逝去

元禄13年10月16日。卯刻(午前5時)、大公が逝去される。丑の年76歳。廻状が2度くる。大公は戒名を前より付けておられた。瑞龍院殿前二品亜相天蓮社順誉源正大居士。謚(おくりな)は法で内外が臣従するのを正すと。逝去の後、但馬様(松平友著)…

じゃあ、書かなくてもいいのでは

元禄13年10月15日。昼頃、火事ということだが詳しくはわからず。

えっ、大丈夫と呼び返して処罰したの

元禄13年10月12日。先月、番の後に津守様(松平義行)馬廻久野角兵衛の召仕若党と中間が喧嘩しようとするので、角兵衛妻が隣へ人を遣わす。隣人がすぐにやって来て大小などを取り上げるも、番も付けずにただ叱って帰ってしまう。また、妻から下之町の…

光友は名君ですな

元禄13年10月7日。昨日、白鳥へ払木(貯木の藩士への払下げ)を取りに遣わす。この日、払木が届く。9寸(1寸は約3センチ)源太(丸太)が2本、代金は1分。5尺5寸(1尺は約30センチ)の榑(材木)8挺、1両で9丁8分。源太の配達料は170…

何をしたの

元禄13年10月4日。近頃、中野与治右衛門の若党と中間を町奉行から付け届き、縛り去っていく。

この日の成瀬織部の件は9月17日の記述と関係があるのか

元禄13年10月1日。申刻(午後3時)前、日置村地蔵堂側の小さな家16軒が焼失する。内1軒は引き崩される。成瀬織部が役を解かれ、息子に1500石が下され大寄合となる。

元禄13年10月の天気です

元禄13年10月1日。夜更けに少し雨が降る。元禄13年10月2日。雨。時に止む時間もある。元禄13年10月3日。晴。元禄13年10月4日。薄曇。元禄13年10月5日。晴。元禄13年10月7日。夜、雨が降る。元禄13年10月8日。曇。午(午…

とたん商って米の相場師ですよね

元禄13年9月29日。尾頭で和泉屋十三郎の狂言が行われる。奈(納)屋裏の町人90人ほどがとたん(米相場)商をしていた。この日、清洲でとたんの飛脚を庄三郎が捕らえて牢に入れる。懐中には廻状126通あったとのこと。昨日、とたんの親元が堀詰町の…

伊勢神宮の遷宮は今でも有名

元禄13年9月28日。熱田で遷宮が行われる。

見てる人はちゃんと見ている

元禄13年9月26日。この日、口米増額を中止するとの廻状が来る。今日、明日中に彦兵衛殿のところへ出かけるように。津候(松平義行)も後にこの廻文を御覧になり、このことは源誠公(綱誠)も心にかけていたことである。しかるにこの度、泰心院様(綱誠…

何かの陰謀なのか

元禄13年9月17日。午2刻(午前11時過ぎ)、火事と言うが詳しくはわからず。昨日、七里飛脚がやって来る。この日、成瀬藤太夫が同名織部殿のところへ出かける。役目のことで願いがある、さもないと嫌疑がかかると。織部が言うには病気でもないのに何…

これで成敗されては

元禄13年9月16日。申半(午後4時)、火事と言うが詳しくはわからず。小姓彦坂平三郎が仲間堀田弥十郎・千村善蔵と末森へ茸狩りに出かける。平三郎取立の若党髪結が酔っぱらって暴れまわる。大声をあげて騒ぎ、脇差などを抜く。帰ってから18日に成敗…

手斧始めは地鎮祭のようなもの

元禄13年9月11日。本願寺通所(東別院)の本堂手斧始が行われる。これは12日のこと。

デマはダメだと言われてるのに続く

元禄13年9月7日。申半(午後4時)、火事というが、嘘であった。

願い出れば住む家を替えてもらえる

元禄13年9月5日。昨日、磯野九郎左衛門が願い通り大田伝右衛門の家を拝領する。初めは萱葉の池の側にいた。

元禄13年9月の天気です

元禄13年9月1日。雨。夜、少し雨が降る。元禄13年9月4日。夜、曇る。少し雨が降る。近頃は夜になると毎晩のように曇ることが多い。元禄13年9月5日。明け方前から風が吹く。卯半(午前6時)から雨が降る。午(午前11時)前激しくなり、その後…