名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

尾張藩2代目光友逝去

元禄13年10月16日。
卯刻(午前5時)、大公が逝去される。
丑の年76歳。
廻状が2度くる。
大公は戒名を前より付けておられた。
瑞龍院殿前二品亜相天蓮社順誉源正大居士。
謚(おくりな)は法で内外が臣従するのを正すと。
逝去の後、但馬様(松平友著)は御次へ出られる。
落髪などしないようにとのお考えを仰せになる。
御用人渡辺十左衛門・五十人頭林勘平・足軽頭佐藤庄左衛門はその前に髻(もとどり)を切っていた。
勘解由少路様は出家なさり、号は松寿院。