名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-08-04から1日間の記事一覧

博奕で大騒ぎの時に紛らわしいなあ

元禄16年6月28日。近頃、本町下町屋に住む小普請市川三郎兵衛が博奕で板囲いに入ったと。嘘であった。

この兄弟はたいしたことのない人物

元禄16年6月24日。近頃、冨永弥五介と昨年立ち退いた弟が川名海道(飯田街道)を行くと、途中で乞食2人が道に伏して足を投げ出していた。兄弟はこれを叱って足を踏みつけて通ると、乞食は悪口を言った。兄弟は怒って踏みつけようとすると、逆に打ち叩…

博奕の罪は重い

元禄16年6月22日。申刻(午後3時)、評定所台所に板囲いが出来て権田市太夫が入る。足軽頭湯本貞右衛門がこれを守る。家へは町奉行が取り調べに出かけ、道具などには封を付け、母・妻・子(女の子1人)は兄権田与右衛門に預けられる。召仕は家主から…

見世物ってどこかうら悲しい

元禄16年6月21日。先日、成瀬隼人正が江戸より戻った際、道中で急用があると問屋中に宿継(人や馬の継ぎ替え)を急がせた。これは召仕2人の仕業と牢に入れる。近頃、津嶋で山婆の見世物があった。これは美濃領分萩村というところの比丘尼であった。顔…

少し奢ってませんか

元禄16年6月20日。蛯江休夢は沢の観音にいた。奈屋の町人が酒に酔ったところに出くわした。休夢の杖を取ったので、すぐに小脇差で切りつけた。袖を切ったとも。町人は驚いて逃げ去ったので、僕に命じ、切ろうと追いかけたが、追いつけなかった。近親の…

取り入るのは別にいいけれど、ケヤキは大失敗

元禄16年6月14日。夜、野方奉行山村庄右衛門が評定所の長屋板囲いの中へ詮議があるので入る。国奉行で申し渡しがある。代官などもここまで付き添って来る。家の妻子は山村善兵衛と小舅広瀬文太夫に預けられる。昨夜、野呂増左衛門がこれを承る。勘定所…

この日は6時間ぐらいの大雨でした

元禄16年6月11日。地面が大いにぬかるみ、東鉄門の外の塀、石壁3か所で少し土が抜ける。申刻(午後3時)、龍泉寺の開帳が終わる。

また、釣りですか

元禄16年6月9日。夕食後、文左衛門は市川武兵・源右・権内・勘八・与五左と味鋺へ出かける。鮠釣りを楽しみ、亥刻(午後9時)に帰る。

上使の命令なら聞かなければならなかったのでは

元禄16年6月6日。今尾の西願寺の弟子伴随と僕八介に尋ねることがあるので本願寺通所より捕らえ置く。西願寺玄察も通所に捕らえ置く。以前、津守(松平義行)様家中の逐電した若衆を触れが出た後も匿ったので。今尾村近江守百姓の彦四郎も召し捕らえ、牢…

主体性がないなあ

元禄16年6月4日。火事との噂がある。主水殿宅に稲留権之丞と千村善兵衛を呼び寄せる。幸左衛門と従兄弟であるので源兵衛に預けられる間は面倒をみるように。権之丞は承る。善兵衛は我らは従兄弟ではなくヤイトコだと言う。同性ということで仰せ付けられ…

1軒で済んで良かった

元禄16年6月3日。夜、伏見町下寺尾内匠足軽屋敷の1軒が焼失する。

幸せな6月の始まりの日

元禄16年6月1日。辰半(午前8時)、文左衛門は源右・久右と忠兵・平八と船に乗って三つ股(河口)のあたりまで出て興ずる。善介・勘右衛門は網を打つ。夕暮れに帰る。

元禄16年6月の天気です

元禄16年6月4日。朝の間、乾(北西)に雲が立ちこめ、雷が聞こえる。未(午後1時)頃も少し雷が聞こえる。元禄16年6月7日。土用に入り、蒸し暑い。元禄16年6月8日。蒸し暑い。元禄16年6月11日。蒸し暑い。未半(午後2時)に乾(北西)に…