名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

えっ、大丈夫と呼び返して処罰したの

元禄13年10月12日。
先月、番の後に津守様(松平義行)馬廻久野角兵衛の召仕若党と中間が喧嘩しようとするので、角兵衛妻が隣へ人を遣わす。
隣人がすぐにやって来て大小などを取り上げるも、番も付けずにただ叱って帰ってしまう。
また、妻から下之町の仲間へも人を遣わしていたのでやって来るが、ちょっと見ただけで帰ってしまう。
その後また若党らはつかみ合いをしたので、隣人は逼塞、仲間は閉門となる。
角兵衛は他へ迷惑をかけたことを書き置きし立ち退くが、苦しくないと呼び返し、友を重んじ、主の奉公を軽んじていないと。
その上で前々からの悪事などがあると10ヶ国の追放、改易となる。
広井八幡で古い楢の下から銭壺2つを掘り出す。
中には唐宋元明の銅銭2600余文が入っていた。
祠官源重俱が神庫に納める。
(本国帳には愛智郡従三位泥江天神云々。今の広井八幡宮。)