名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-07-16から1日間の記事一覧

豊臣秀次の末路のようだ

元禄15年12月29日。運上奉行吉田七太夫に縫殿の屋敷で申し渡しがある。役を召し放たれ、馬廻となる。委細は弥次右衛門が申し渡すと云々。逼塞するようにと云々。七太夫は運上ごとに贔屓し、私欲もあると云々。七太夫は所々の川に昨年まこも(真菰)を…

日ごろから訓練しててのかも

元禄15年12月27日。近頃、稲葉惣左衛門家から火が燃え上がろうとするのを消し止める。他に知らせずよく消したと。

鼻血なら大病とは思わないわ。

元禄15年12月26日。彦坂主膳が病死する。4、5日前、鼻血が大量に出たが、大病とは見えなかったので届けはしなかった。その死が急に弥兵に伝わり、医者などがやって来る。翌日検使として大目付松井市右衛門・目付内藤喜左衛門、岡崎善右衛門・五十人…

真実はいかに

元禄15年12月25日。夜、酒井金兵衛若党が自害し損ねる。2、3日して請人に渡す。近頃暇を出したが、この日の夕方前に道具を片付けに来て、長屋でこの如く。借金や不届きがあり、金兵衛が叱ったところ若党が脇差に手をかけたので踏み倒した。若党が言…

本当に僕の仕業なのか

元禄15年12月24日。近頃、藤塚町新番三浦左平治が松井与兵妻の姪と婚姻する。町衆は祝儀として水に酒が少し入った樽と鯣(するめ)1枚を添えて遣わすと、これを左平治門外へ捨ててしまう。これは堪忍できないと言うと、左平治が謝って言うには捨てて…

超常現象

元禄15年12月20日。昨夜、大岡又右衛門が小便に出て、たちまち卒中で倒れる。気を失くして縁の下へ落ちる。その時脇差が抜けて、衣服ごしに片腹を2、3寸(1寸は約3センチ)突いてしまう。この日、彦兵殿がやって来て死骸を見られる。死んでから落…

有名な赤穂浪士の討ち入り

元禄15年12月15日。夜、江戸で浅野内匠家来47人が亡き主の恨みに報いると吉良上野介の首を取り、泉岳寺へ立ち退く。

放火に追剥とは物騒な

元禄15年12月14日。近頃、熱田へ2度放火がある。そのほか所々。近頃、勝曼寺東の坂や七曲で追剥がある。足軽や諸士が追剥にあうと。

運搬賃もかかるんですね

元禄12年12月12日。文左衛門は口米を出す。車賃は1人5俵140文。善右と伝右が米を確かめる。

困った奴だなあ

元禄15年12月9日。渡辺清蔵が馬廻となる。清蔵にはかなり借金があると、日々遊び暮らしていた。一家で毎年この金を償う。近頃、本町のべに(紅)屋が6両との交換にだまされ損をする。

勘定って何かのお金ですよね、この後、紙屋で盛大に宴会してるんですよね

元禄15年12月8日。文左衛門は辰巳両年の勘定を差し出す。寅刻(午前3時)、小さな地震がある。

年末の臨時収入

元禄15年12月5日。頼母子は平次左が取る。

年末に放火とは

元禄15年12月4日。平左で文左衛門は与三右などと頼母子を分ける。文左衛門はかけ金を引いて1両1分600文を受け取る。亥刻(午後9時)、出来町の破風から火が上がろうとするのを消し止める。放火であった。

元禄15年12月の天気です

元禄15年12月2日。曇。昼半(午後1時)過ぎから雨が降る。夜更けには晴れる。元禄15年12月3日。晴。風が吹き、寒い。元禄15年12月6日。寒い。元禄15年12月8日。快晴。元禄12年12月12日。暖かい。元禄15年12月13日。辰(午…