名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

やっぱりできた人はどの時代にもいるもんだ

天保5年。一 先ごろ、私の御長屋□□(ママ)ならびに隣の熊谷の御長屋の作事のため石垣を取り崩したところ石垣の下から大きな蟇蛙が1匹這い出し、黄色い息を吹きかけた。日雇1人がこの息を吹きかけられて気絶し、肩に寄りかかって家に帰った。医師もよくわ…

かまぼこってあのかまぼこ、1枚持って井戸に落ちた?

天保5年。一 7月27日、大和屋小兵衛料理人がかまぼこ(?)1枚で井戸へ落ちる。一 8月6日、8日の熱田の馬の行事が行われ、同日御庭方中間が大酒を飲んで我をなくす。一 太田備後守殿が桑名で(ママ)一 8月14日から28日まで、古井光専寺におい…

心中した者は双子に生まれ変わるとも

天保5年。一 3月17日、三沢喜右衛門の僕が大酒を飲んで我をなくし、首をくくって死ぬ。一 4月17日、山車が戻る際、御園御門で本名某、異名車揖取唐人という者が輪がけ(車輪の覆い)と御門柱の間に挟まれて死ぬ。一 24日夜、小牧あたりの楽田で火事…

燃えては困るとはいえ、よく持ち出せた

天保5年。一 1月17日朝八半(午前3時)頃、古渡り米沢野横町の1軒が焼失する。米沢屋の酒桶21何石を運び出すと。一 2月1日明け方七時(午前4時)過ぎ、西の方の村で火事がある。火の見が鐘を打ったので寄場(火消の参集場所)もあり。(?原文:…

何とよくできた娘

天保4年。一 9月24日、法華寺町下吉田一成のところで御堂の照遠寺弟子と辰巳屋勘左衛門の女(娘)が心中する。一 9月27日、総見寺和尚の葬式が行われる。一 10月25日、夜九時(午前0時)、大地震がある。26日、小さな地震がある。一 11月末…

この新御殿のお方(徳川斉朝)、ドタキャンばかり

天保4年。一 6月1日、味間(味鋺)村で庄助という者が2人を切り殺して行方をくらます。一 6月晦日(29日)、幡野如山殿が判を偽造して逼塞になると。これは大御番頭格までなった人である。一 6月22日、御先手物頭高木鉄次郎が役を解かれる。これは…

昨日の敵は今日の友

天保4年。一 5月28日、太田雄蔵の碁会が若宮で行われる。七時(午後4時)過ぎまでで、それから挙会(打ち上げ?)が行われ、薮久雪組が現れる。隆治と蜂三、打たず。白木と半兵へ、半兵衛は病気で現れず。雄蔵と松次郎、また中断。一 6月に入り、熱田…

馬の塔なら倹約も関係ない

天保4年。一 4月18日頃、若宮門番とやらが夢で見たとのことで稲荷社を建立する。とても賑わい、烏境(境内)には祠が立派に出来上がり、百度石、手水鉢、井戸、その他にも立派に出来上がる。5月3日に遷宮を行い、大いに賑わう。連理稲荷と言う。一 伏…

きっと多額の寄付を求められる

天保4年。一 2月19日から晦日(30日)まで、植田福泉寺において常州完戸外森山唯信寺祖師御真影を開帳する。廿四輩(親鸞聖人の24人の高弟)の廿二番。一 2月17日から4月6日まで、知多郡岡田慈雲寺で本尊観音を開帳する。一 2月18日から4月…

門主が名古屋に立ち寄るかで大騒ぎ

天保4年。一 正月寺社奉行から東懸所へ話された写し。東本願寺懸所 輪番へ。この春、両御門主が関東へ参向し、帰路で懸所へ立ち寄り、2、3日逗留することは旧例の通りで懸所にまかせると伝えたところであるが、騒気の一件がいまだ決着していないので、場…

庶民のうさ晴らし

天保3年。天保二卯冬御役人の評判。下職(人の元で働くこと)の無念でごうてき(強敵、敵対者)に叱られたのは棟梁と 成隼。あの仕打ちで親類がよくうなずいて見ていると噂されるのは白鼠の伴頭(番頭)と 竹腰。今時話しても仕方がないのは秦の時代の天下…

朝鮮や琉球からの使者が通ると大騒ぎ

天保3年。9月、熱田大宮神楽殿に魚之棚の料理屋からの滅金(昔の金メッキ)の大画馬(大絵馬)が上る。とても見事なものである。先年の加茂の競馬の図を織物で奉納した物と同じくらい見事さである。10月5日、矢田村で火事がある。巾下の火の見が鐘を打…

昔は行商の人が道端で売ってたなあ

天保3年。8月1日頃、乞食が川に流される。近頃、あついたせんべい(厚板煎餅、国会図書館のデジタルコレクションで検索すると出てきます)を売りにやって来た男が1人いる。名府(名古屋)の町中、武士町その他どこであろうと毎日売り歩き、子どもでさえ…

竹は花が咲いて実がなると枯れてしまう

天保3年。6月、14、5才の小僧が自分は弘法だと言って市中を徘徊し、過去の話をして人をたぶらかし、自分を人に持ち上げさせるととても軽く、もう一度持ち上げさせると3、4人でも持ち上がらないほど重くなる。全くいい加減で憎らしいにもほどがある。…

津島は大賑わい

天保3年。6月、何日も雨が降り続くので天王祭が次々と延期になる。巾下出来町は2日。片端試楽は15日、無事終わる。同朝祭は18日。若宮車は18日。清須花火は18日。津島15日、無事終わる。堀川天王祭は18日。津島へのおかげ参りというものが5…

善光寺がにぎわえば、伊勢神宮は静かになる

天保3年。4月2日、千代村の者が乱心して自分の女房を切り殺すと。4月10日、北町屋村で一向宗の住持の僧と庄屋の間にいざこざがあり、僧は庄屋を切り殺して自殺したが、庄屋は命に別条がなかった。4月6日に市谷で御能が行われる。これは昨年冬に中納…

50両に目がくらんだ

天保3年。3月晦日(30日)夜、法華寺町本住寺弟子で当年22歳の圭山は誰にも知られず腹を切る。大みよ新田林蔵の23歳の倅仙之丞という者が去年勢州おかげ参りに出かけ、西国の女と言い交して堅く(結婚を)約束したところ、この者が今年3月16日に…

同じ宗派の僧侶が争うって、修行が足りないのでは

天保3年。1月2日夜八半時(午前3時)、法華寺町大法寺三光堂から火が出て、寺全て残らず焼失する。どうも怪しい火事だと。明六時(午前6時)前に鎮火し、類焼はなし。2月上旬、石塔磨きがあちこちで行われる。東寺町就梅院・堀川聖運寺・裏町円頓寺、…

本能寺の変から250年

天保2年。12月1日、宰相斉温卿が中納言に任ぜられ、このため京都御使は津田縫殿、頭殿御添御使番は広瀬新十郎、奉書御使は蜷川善十郎が勤める。今年天保二年辛卯6月2日、織田信長公250年の遠忌のため総見寺で法会が行われる。導師は現住卓洲大和尚…

お金はちゃんと払わないと

天保2年。9月15日から10月16日まで、甚目寺開山堂において信州元善光寺一体分身如来、その他宝物を弘通する。大いに賑わう。10月19日から11月3日まで、開山堂と同じ宝物を巾下虎薬師で開帳し、これまた大いに賑わう。10月2日から同15日…

最後の最後、クライマックスで大失敗

天保2年。8月、丸米野村婆1人。(原文がこれだけなので何があったか不明)8月23日熱田の海上で、中山大三郎門弟合武三嶋流の船軍火術試合図火が行われる。図は次に記す。御用人衆の懸りは肥田孫左衛門殿、その他に2人の見分がある。御船奉行御目付そ…