名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-12-12から1日間の記事一覧

13年目の仕返し

宝永3年9月29日。天王坊へ傷を負った者の詮議との廻文がある。昨28日、江戸において竹腰兵部が大樹(将軍)に初めて跡目の御目見えをする。時服は5着。15枚の刀・金・馬代を献上する。先日、殿様へ跡目の礼の際は15枚の刀・遺物、掛物を献上する…

内部犯行が疑われている

宝永3年9月29日。天王坊へ傷を負った者の詮議との廻文がある。

文左衛門、再婚

宝永3年9月27日。巳刻(午前9時)、双親がやって来て、妻を娶る。祝義の強飯・吸物・酒などが出る。謡曲、祝万歳が行われる。尊父から小名吉十・尊母から綿・瀬左から鱸(すずき)3本・源太左から小鱸3大鯒(こち)2。その他にも親類たちから追々肴…

網打ちから天目伏せ、そして酒

宝永3年9月21日。日の出頃から文左衛門は加兵と大曽根下へ天目伏せ(漁の方法)に出かける。酒など頂き、楽しく過ごす。未(午後1時)前に帰る。

これって弥五右は得したってこと

宝永3年9月21日。屋敷替えを言いつけられる。高力七左衛門ところへ稲葉惣左衛門が入る。惣左衛門の家は石川兵庫の屋敷となる。大橋新之助は野崎鎌山の差し出した屋敷へ入る。新之介のところへは堀田弥五右が入る。弥五右のところへ高力七左衛門が入る。…

朝早くからご苦労様です

宝永3年9月17日。明け方、家を出て漁に出かける。霜がおりて地面は真っ白。地蔵池で網を打ち、未(午後1時)前に帰り、彦兵殿と甚右へ祝義に出かける。帰ってから今度は金谷坊へ出かける。酉半(午後5時)帰る。鮠を多く捕る。

親戚が勝手に首を突っ込んじゃあイカン

宝永3年9月15日。栗田六之右衛門・蜷川善左衛門が金15両ずつ盗まれる。近頃、春日井郡阿原村の百姓が日待(一種の宗教行事)で浄瑠璃を語っていた。ひとりが酔っ払って百姓の頭を叩き、その後つかみ合いとなった。翌日、百姓は畠で頭を叩いた男の頭を…

本当に良い身分だなあ

宝永3年9月13日。文左衛門は昼過ぎからいつもの会で平次左へ出かける。夜は名月を鑑賞する。酒に肴と気分が良い。子刻(午後11時)前、源太左・瀬左・平次左と文左衛門は月に見ながら片場本町を通って帰る。

あーあ、また怠惰な生活

宝永3年9月13日。辰半(午前8時)過ぎから文左衛門は弥左へ出かける。そこへ治左もやって来る。道具代20両のうち10両を持参する。酒などを頂く。昼半(午後0時)過ぎから地蔵池へ網打ちに出かける。戌(午後7時)過ぎに帰る。

ここまで切腹の様子を詳細に記されと

宝永3年9月12日。夜、市川武兵衛が江戸角筈の兵部屋敷で自殺して死ぬ。年は34。おととい11日巳時(午前9時)、兵部江戸へ到着した。13日に殿様へ御目見の予定で、この日武兵衛は御殿に出かけていろいろなことを取り決めて帰る。夜は春台院へ出か…

不祥事2件の処分

宝永3年9月11日。昼頃、成瀬修理宅へ八三郎様用達矢嶋伴右衛門・中山文左衛門を呼びつける。日ごろから勤務態度が良くないとのことで、今の役を取り上げ、小普請役を仰せ付けられる。万阿弥の子で抱守田中浅右衛門が改易となる。5ヶ国の出入り禁止で、…

今の働き改革の先取り

宝永3年9月9日。昼頃から文左衛門は瀬左・平左と地蔵池へ網打ちに出かける。道すがら酒を飲み楽しむ。戌(午後7時)前に帰り、また瀬左へでかける。どじょう1升(1升は1、8リットル)を買い求め、3人で食べる。亥(午後9時)過ぎに帰る。

藩からの材木売り出し

宝永3年9月8日。払木大小75丁を瓦と一緒に治兵衛に頼んであり、この日治兵衛のところから引き取る。治兵衛までの届賃は車2台で640文。

いくら季節が良いとはいえなあ

宝永3年9月6日、昼半(午後0時)頃から大曽根より金谷坊へ文左衛門は網打ちに出かける。日が暮れて帰る。

少し前にも相撲がありましたよ

宝永3年9月5日。近頃、梶嶋の勧進相撲を大曽根の者が邪魔をすると。

消火活動の邪魔をしたのか、困った奴だ

宝永3年9月3日。不意に老中、国奉行が御屋形へ出かけ、休所へ向かわれ、内密に面々支宅(度)(物事の準備)がある。夕暮れ過ぎて退出する。6日も同様。大井での公事のことかと。未1刻(午後1時過ぎ)、萱葉池の塩硝場で合せ直し(配合)した塩硝を1…

魚を獲るにはいい季節かも

宝永3年9月2日。未(午後1時)から文左衛門は金谷坊に漁に行く。この日、川村で相撲が行われると人が多く集まる。申(午後3時)から始まると。

宝永3年9月の天気です

宝永3年9月1日。雨が少し降る。宝永3年9月2日。朝、霧が出る。その後、晴れる。宝永3年9月3日。晴。宝永3年9月11日。時々、曇る。巳(午前9時)過ぎ、少し雨が降る。夕暮れ前、雨がひと降りして止む。夜、晴れる。西風が家を揺らす。宝永3年…