名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

とたん商って米の相場師ですよね

元禄13年9月29日。
尾頭で和泉屋十三郎の狂言が行われる。
奈(納)屋裏の町人90人ほどがとたん(米相場)商をしていた。
この日、清洲でとたんの飛脚を庄三郎が捕らえて牢に入れる。
懐中には廻状126通あったとのこと。
昨日、とたんの親元が堀詰町の町人に預けられる。
この日、熱田本社の遷宮が行われる。
先頃、木曽山(湯舟堺)で伊勢の親睦を伐る。
初めは紀州大杉山で伐り出していたが、近頃伐り絶えてしまったのでため。
大樹様からお言いつけになる。
近頃、三ツ井村の百姓に13になる娘がいた。
男の子がいないので婿を取り、財産を譲ろうとした。
姉婿がいたが、これを聞いて怒り、舅の家に行き、庭にいた姑を切り殺す。
13の娘を突き殺す時、舅が驚き出てきたところを切り伏せる。
その上槌で殴り殺す。
死んでいなかった舅はこのことを話したので、知らぬふりでいた姉婿を縛り、速やかに牢に入れる。