名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

毎日何か起こっている

宝永6年6月29日。
卯半(午前6時)、文左衛門は頭のところへ出かけて仲間が揃ってから登城し、巳刻(午前9時)に始まり、昼頃帰る。
公は対面所上段に上下で着座し、大目付に銭を渡し、手渡しで御用人に遣わす。
寺社奉行・両御用人でかわるがわる披露する。
金奉行・作事奉行・細工頭・鉄砲奉行・腰物奉行などは支配への礼があるので袴羽織で現れる。
その中で鈴木弥右は袴なしで羽織だけであった。
犬山組平岩三郎兵衛は並んでいる時に急にめまいがし、目付に断り、礼をせず帰る。

卯半(午前6時)、寺尾悦之助がせめ馬を追い回して乗っていたところ、乗手が落ちて馬は竹腰民部のところに門をくぐって入っていった。