名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

ここでは文左衛門でなく定左衛門と名乗ってます

宝永6年3月3日。
私の知行所中島郡野崎村無高の百姓三九郎と妹は私の百姓であったので毎年宗門帳にも書き入れて確かめてきたが、この1、2年名古屋に奉公に出て、2人とも野崎村には戻っていないので今年から宗門帳から除いてほしいと野崎村惣庄屋ならびに組頭の者どもが願い出てきたので、今年から宗門帳から除きたいのでこのように申し上げるので許可されるように。
ならびに国奉行へも申し上げ許可されるように。
以上。
宝永6年丑3月 朝日定右衛門。
渡辺源右衛門殿。
磯貝武右衛門殿。

覚。
私の知行所中島郡野崎村の無高百姓三九郎、その妹ほらの2人は私の百姓であったが、近年名古屋へ引っ越して奉公している。
2人とも野崎村には住んでおらず、今後わたしのところでは宗門の確認は行わず、宗門帳から除くのでそのように心得ていただくように。
以上。
宝永6丑3月 朝日定右衛門。
星野七右衛門殿。
富永三右衛門殿。
西尾三郎兵衛殿。
この2通を小頭衆に遣わす。
小頭衆から直ちにこの書付を国奉行に遣わす。