2023-02-27から1日間の記事一覧
元禄10年3月28日。晴。
元禄10年3月26日。井野口六郎左衛門が同心たちへ言い渡したことがある。御番所では諸事乱れているようであるので以後注意するように。少し前に城代衆が御本丸へ来られた際、佐々喜右衛門が番所の後ろの土居に上り、元結を扱(しご)き、脇差は李(すも…
元禄10年3月22日。御本丸足軽番所の後ろで昔から石垣が崩れていた。今度、それを防ぐために木材を設ける。そのため旧番所を壊し、その北に新たに番所を建てる。
元禄10年3月20日。文左衛門は鈴木理右・加藤伊織と共に大ガマ(大我麻)へ漁に出かける。それぞれ鯰・魚へんに麗(雷魚)・鰻・鮠などを得る。
元禄10年3月18日。曇、もしくは晴。夕暮れから雨が降る。
元禄10年3月17日。わずかに雲が出る。もしくは晴れる。
元禄10年3月16日。薄曇。辰半(午前8時)、文左衛門は近所の友7人と八事山に出かける。金仏の首を鋳て、これを瑳(みが)く。いまだに胴は鋳ず。この寺は女人を禁じている。谷々には石仏や地蔵などがある。高野山を真似ていると。未刻(午後1時)に…
元禄10年3月14日。この日文左衛門は当番。小菅猶右は加藤平左と交代する。巳刻(午前9時)過ぎ、天守奉行2人がやって来て、天守を開く。文左衛門は天守に登る。
元禄10年3月12日。橘町で操りが行われる。大夫は松本治大夫。
元禄10年3月10日。快晴。
元禄10年3月7日。晴。申(午後3時)から曇る。
元禄10年閏2月29日。町で火変(放火)との噂が流れているので、私宿(私宅)にある時も不慮に備えるように。他の組ではそのようなことはなし。
元禄10年閏2月27日。曇。午(午前11時)前後1時(1時は約2時間)ばかり晴れて、また曇る
元禄10年閏2月26日。曇。触がある。伊勢参宮の際、道中や伊勢で行いの良くない御家中の輩がいるとの風聞が御耳に入り、甚だ不届きなことだと思われた。今後このような者があれば御詮議を行うようにと厳しく命じられたので、その旨を肝に銘じ固く慎むよ…
元禄10年閏2月22日。夜、触がある。口上の覚。山駕籠(粗末な駕籠)を自分のところに揃え置き、それに乗ることは遠方はもちろん近隣であっても病気以外で乗らぬように。当分の間は町にある山駕籠は借りて乗ることは許す。そう心得るように。以上。
元禄10年閏2月20日。雨が止み、晴れる。
元禄10年閏2月16日。触がある。口上の覚。御家中の面々召仕、無礼不作法がないようにと先年も言い渡したところだが、この間、無礼不作法をはたらく者があるようなことを聞いており、甚だ不届きである。今後、御城内はもちろん、どこにおいても無礼不作…
元禄10年閏2月13日。晴。
元禄10年閏2月12日。曇。彦兵から小右衛門手形が裏判(裏書)して届く。
元禄10年閏2月11日。曇。午半(午後0時)から雨が降り出し、夜に止む。しかし、また降り始める。
元禄10年閏2月9日。快晴。辰8刻(午前8時半過ぎ)、文左衛門は横長右・加平左と共に日置へ出かけ、操り浄瑠璃を見物する。演目は御供米御蔵開。大夫は加大夫流。皆は褒めるが、儀太夫は素晴らしいが、佐太夫はまだまだの芸。浄瑠璃の中に所々狂言のせ…
元禄10年閏2月4日。晴。日置村で操りが行われる。大夫は伊勢嶋太夫・宇治伊太夫。
元禄10年閏2月3日。昼過ぎから曇る。少しの間、弱い雨が降る。その後止み、晴れる。