名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

放火犯を捜索してるんですかね

元禄10年閏2月26日。
曇。
触がある。
伊勢参宮の際、道中や伊勢で行いの良くない御家中の輩がいるとの風聞が御耳に入り、甚だ不届きなことだと思われた。
今後このような者があれば御詮議を行うようにと厳しく命じられたので、その旨を肝に銘じ固く慎むように。
閏2月。
近頃、付火があると知らせがある。
町では厳しく備える。
夜になって帰る者があれば提灯を灯して帰らせる。
侍であっても町の中では順々に提灯を灯させる。