名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-01-12から1日間の記事一覧

するなと言われればしたくなるもの

元禄9年6月30日。仰せ出しの書付が廻る。博奕は禁止と前々から言いつけており、先年それぞれに御仕置を言いつけているにもかかわらず、今になっても下々では博奕が行われていると聞き及ぶ。その上、諸士の中でも隠れて博奕を行っているとの噂もある。こ…

この時代、火葬と土葬もあります

元禄9年6月29日。申刻(午後3時)過ぎから雷が轟き、雨が降る。亥刻(午後9時)、時々稲妻が光り、雨を呼ぶ。水野作兵衛の弟子は全員矢田へ出かける。100目の鉄砲(大筒)で50丁の幕を打つ。文左衛門も出かけるはずであったが、妙超が死んだので…

馬は大きな音が嫌い

元禄9年6月28日。朝は冷え込み、秋のようであった。巳半刻(午前10時)、鍋屋町で御下屋敷の材木を引く車が清須の馬の足を轢いて折ってしまうと。この馬は車を怖がるので、馬子かしばらく待てと声をかけたが、車引の耳には入らずそのまま勝手に引いて…

6月26日の天気です

元禄9年6月26日。曇、時々細かい雨が降る。

いつの時代も悩みはある

元禄9年6月24日。曇、時々雨。未半刻(午後2時)から急に雨が降り始め、乾(北西)の方角に雲が流れ、風が吹く。渡辺監物が病気と称して引きこもる。

前日に江戸で地震がったので、これも地震でしょ

元禄9年6月23日。曇。辰刻(午前7時)前、乾(北西)の方角から轟音がして地が揺れること3度。地震ではなく、大螺抜山(地を揺する怪物)か。後に聞いたところでは、入鹿山では朝から黒雲がふもとを覆い、霧が頂を覆っていたと。水を押し上げるほどの…

お手伝いも大変だ

元禄9年6月21日。夜、雨が降る。水野弥兵衛が小目当1000打ちをする。前々と同様。文左衛門は神谷段之右衛門・平井六之右衛門・同紋左衛門・同権左衛門と酒5升(1升は1.8リットル)と鯣(するめ)10枚を遣わす。昨夜丑半刻(午前2時)から文…

麦も栽培していたんですね

元禄9年6月20日。長良村・野崎村の麦の値段が1両に付き1石5斗(1石は180リットル、1斗は18リットル)になると免番衆から触状がある。

6月18日の天気です

元禄9年6月18日。快晴。

6月17日の天気です

元禄9年6月17日。快晴。

小雨決行

元禄9年6月16日。雨が降るが、時々止む。未刻(午後1時)過ぎ、わずかに雨が時々降るが、祭車を牽くのはいつも通り。

寒くてどうしたんでしょう、誰かヘルプミー

元禄9年6月15日。曇。辰2刻(午前7時半)、少しの間晴れて、また曇る。その後雨が降り、寒く繒紘(絹?)を挾む。

6月14日の天気です

元禄9年6月14日。雨が降る。巳刻(午前9時)から晴れるが、また曇る。

6月13日の天気です

元禄9年6月13日。未2点(午後1時半)より雨が降り始める。そのうち大雨となる。申刻(午後3時)、しばらく雷が轟く。

今なら川原でバーベキュー

元禄9年6月12日。文左衛門は相原久兵・同政之右衛門と勝川へ漁に出かける。そこで服部源平に出会う。鮎を貰って膾にし、鮠を汁にして川原で食べて楽しむ。山田で日暮れを迎える。雨が降り始める。夜は雨が降る。

6月11日の天気です

元禄9年6月11日。曇。

6月10日の天気です

元禄9年6月10日。1日中、曇。

これじゃあ、雨も降らない

元禄9年6月9日。1日中、曇。未半点(午後2時)、文左衛門の住む町を雨乞いの馬の頭が通るが、馬が逃げ出し西へ走り去って行く。これ以上は進むことができなくなり、警固の者は走り回って騒ぎだし、からかい、掴み合い、組み伏し、殴り合いなどをする。…

喪に服さないと

元禄9年6月8日。雨が降る。右兵衛督の御妹が亡くなられる。大公御衆への廻文がある。殿様の御姫君が去る4日に御早世なされたので、明後日9日まで諸事物静かにするようにと。

カッコ悪い3人組

元禄9年6月7日。まだら雲が空を覆い、昼過ぎると雨が降り始め、夜も雨が降る。成瀬隼人正家来石原甚五兵衛・馬場五右衛門(弾七とも)・権平嫡子吉原助太夫の小番3人は江戸勤めの際、遊里に入り浸っていた。そのため隼人正は体裁が悪かった。この3人は…

6月4日の天気です

元禄9年6月4日。晴。

米価高騰

元禄9年6月3日。曇。近頃、米が高値となる。御蔵米を使っても1両につき7斗(1斗は18リットル)ほど。知行米は7斗5、6升で、この後更に高値となる。ほかの国では尾張よりまだ高いと。

酒はなかなかやめられないもの

元禄9年6月2日。曇。夜、雨が降って止む。卯半(午前6時)過ぎ、佐枝平兵衛が死ぬ。年は49。昨年2月18日、親の忌日で総見寺へ参り、帰ってから寝込んでいた。この日は母の祥月忌日(命日)であった。酒好きで内臓の病であった。星野勘左衛門・山内…

眠いならもう少しゆっくりすれば

元禄9年6月1日。曇。公が江戸より御着きになる。昨夜鳴海の宿を丑半(午前2時)に発たれる。御眠りだったので御駕籠の開けず、喜太夫祠の前で御目ざめと。まだ明るくなっていなかったので沢の観音で小半時(1時間)御休憩なされる。御目見御迎拝の輩は…