名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

酒はなかなかやめられないもの

元禄9年6月2日。
曇。
夜、雨が降って止む。
卯半(午前6時)過ぎ、佐枝平兵衛が死ぬ。
年は49。
昨年2月18日、親の忌日で総見寺へ参り、帰ってから寝込んでいた。
この日は母の祥月忌日(命日)であった。
酒好きで内臓の病であった。
星野勘左衛門・山内治太夫・服部仁左惣領臼井喜右など近頃亡くなった者は同じような病であった。