名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

眠いならもう少しゆっくりすれば

元禄9年6月1日。
曇。
公が江戸より御着きになる。
昨夜鳴海の宿を丑半(午前2時)に発たれる。
御眠りだったので御駕籠の開けず、喜太夫祠の前で御目ざめと。
まだ明るくなっていなかったので沢の観音で小半時(1時間)御休憩なされる。
御目見御迎拝の輩は殊の外早い御着きだったので間に合わなかった者も多かったと。
(後略)
戌刻(午後7時)、しばらく雨が降り、段々と晴れてくる。