名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-01-23から1日間の記事一覧

人望はあるのだ

元禄9年10月30日。夜、曇。雨が降るが、また止む。文左衛門は帰宅せず、忠兵のところに泊る。弥藤治はだいぶ正気に戻ったが、まだ全快ではないので彦内・勘助・安左衛門・惣右衛門・弥五左・平右も一緒に泊る。彦左衛門・林太夫・与兵衛・惣左は夜半に…

ちゃんと食事をしているのが凄い

元禄9年10月29日。空、晴れ渡る。朝、弥藤治が大声を上げ、かれこれ話すとしばらくして静まる。昨日までは薬1貼(袋)に人参1りん(厘)を入れていたが、すぐに出血したため5りん(厘)入れて用いる。また熟睡したかと思うと急に目を開く。申刻(午…

将来を悲観したか

元禄9年10月28日。雨が止み、曇る。亥刻(午後9時)、通り雨がある。夜が更けると晴れる。磯野竹元駕籠六尺(駕籠かき)が自害して死ぬ。11月29日のこと。暇が出されてのこと。

突いた咽の傷口から食べ物が流れ出る、どひゃー

元禄9年10月27日。曇。辰刻(午前7時)から雨が降る。未刻(午後1時)、朝倉勘助が使いをして忠兵衛のところの事件を報告する。文左衛門もすぐに出かけ、夜は泊る。山田彦内・同安左衛門・勘助・惣左衛門・近藤惣右衛門らも共に泊る。弥藤治の顔色は…

たしかにこれは乱心

元禄9年10月26日。夜更け、曇。丑半点(午前2時)、山田弥藤治が朝倉忠兵衛の門を叩いてやって来る。甚だ疑わしいことであった。明かりを灯し、玄関を開けて忠兵衛が出ると、弥藤治は壁のところで覗き見るだけで入って来なかった。近づくと鮮血が夥し…

火あぶりが見たいですか

元禄9年10月25日。快晴。この朝、浜嶋伴右衛門召仕山田惣助が市中を引き廻す。士の街道を引き廻す。文左衛門は井上文右衛門・能瀬彦之丞と卯半(午前6時)過ぎに土器野へ見物に出かける。巳刻(午前9時)過ぎ、惣助を火あぶりにする。肉が裂け、飛び…

10月24日の天気です

元禄9年10月24日。曇。雲が乱れ飛び、寒い。

10月23日の天気です

元禄9年10月23日。空、晴れ渡る。

10月22日の天気です

元禄9年10月22日。曇。夜、雨が降る。亥8点(午後10時半過ぎ)、雷が轟くのを少し聞く。

今の家族葬みたいなものか

元禄9年10月20日。曇。辰刻(午前8時)から晴れる。昨夜、都筑助六の母が死ぬ。文左衛門は寺へ行こうとするが、固辞されたので行かず。

掃除は秋が良いそうです

元禄9年10月19日。雨が降るが、夜には止む。この日から東御櫓・御多門の掃除をする。御天守奉行2人が出てくる。人足20人、足軽6人。

代書もするんですね

元禄9年10月18日。曇。文左衛門は相原政之右のところへ出かけ、礼状を頼まれる。夕飯をよばれる。夜になって帰る。恒河佐左もやって来る。

池の水を抜くは昔からあった

元禄9年10月16日。風が吹く。午8点(午後0時半過ぎ)、冷たい雨が少しの間降って晴れる。また、風が吹く。沖村に祢宜栗木清太夫という者がいた。社あたりの池の水を換えて魚を捕らえようと、近所の百姓が夜たくさん集まって来る。清太夫が出てこれを…

10月13日の天気です

元禄9年10月13日。雨。辰刻(午前7時)過ぎると止む。未刻(午後1時)過ぎより晴れる。

当時はお産も命がけ

元禄9年10月12日。雨が降ったり止んだり。夜になると晴れる。夜更けにはまた雨が降る。文左衛門は昼前から中野分蔵のとことへ出かける。書を写す。中野勘平も居る。文左衛門は夕暮れに帰る。丑半点(午前2時)、加藤三十郎妻が女の子を産む。しかし、…

10月11日の天気です

元禄9年10月11日。曇。昼から雨が降り出す。

一体何に使うのか

元禄9年10月10日。近頃、大殿様御用で町人らは諸士の竹を根とともに買う。1分で8本ずつ、又は10本、13本などの品もあったか。神谷段之右衛門も16本ずつ積んだものに1両2分を支払う。この夜、段之右衛門世倅鍋之助が疫痢で死ぬ。歳は16。

もう100ヶ日

元禄9年10月9日。朝、曇。その後、段々と晴れる。卯半(午前6時)、文左衛門は母親と教順寺を参詣する。妙超の100ヶ日で、斎をよばれる。

10月7日の天気です

元禄9年10月7日。空、晴れ渡る。

やはり昔の人は健脚

元禄9年10月6日。空、晴れ渡る。文左衛門は津嶋を参詣する。家を日の出とともに出発し、申1点(午後3時過ぎ)に帰る。今年10月6日、文左衛門は津島社を詣でる。その途中で見たものをここに記す。枇杷島橋。(後略)法界門、甚目寺の門で、あるいは…

貧しいからといって女房にこれをさせてはいけない

元禄9年10月5日。雨が降る。近頃、江戸屋源兵衛という扇売りは貧しく食べていくこともできず、自分の家に居ることもできなかった。政秀寺ではこれを憐れみ、寺で面倒をみていた。その後、源兵衛は牢に入る。源兵衛の女房を外に置き、寺の僧などと関係を…

10月4日の天気です

元禄9年10月4日。夜更けに雨が降り出す。

盗人は1人だけ逃げ遅れた

元禄9年10月2日。日置で御材木盗人ひとりを野尻市右衛門木の番が出て行ってこれを捕えるが、盗人に腕など咬まれて血を流すと。その内、段々と人が集まってきて盗人を縛り上げると。文左衛門は昼過ぎから志賀へ漁に出かける。しかし、魚は少なかったので…