名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

池の水を抜くは昔からあった

元禄9年10月16日。
風が吹く。
午8点(午後0時半過ぎ)、冷たい雨が少しの間降って晴れる。
また、風が吹く。
沖村に祢宜栗木清太夫という者がいた。
社あたりの池の水を換えて魚を捕らえようと、近所の百姓が夜たくさん集まって来る。
太夫が出てこれを叱ると争いとなる。
太夫が刀を抜いて百姓を追い散らす。
軽い傷を負ったものが2、3人あった。
百姓らは地元へ預けられる。
簡単に記す。
未半刻(午後2時)、高野瀬又左衛門裏の灰屋に消し炭を俵に入れ置いたが、火が消えておらず燃え上がる。
すぐに消し止めるが、近隣は大騒ぎとなる。