名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

盗人は1人だけ逃げ遅れた

元禄9年10月2日。
日置で御材木盗人ひとりを野尻市右衛門木の番が出て行ってこれを捕えるが、盗人に腕など咬まれて血を流すと。
その内、段々と人が集まってきて盗人を縛り上げると。
文左衛門は昼過ぎから志賀へ漁に出かける。
しかし、魚は少なかったのですぐに安井へと向かう。
その時刻は申刻(午後3時)。
たちまち黒い雲が空を覆い、雨が降り始める。
雷が10度ほど轟くと、たちまち雨が止む。
この日文左衛門は野崎村へ検見に行くはずだったが、庄屋がやって来て免(税率)を願い出るので行くのを止める。
長良村の免4ツ8分5厘。
野崎村の免は3ツ9分5厘。
ともに昨年より1分ずつ上がる。