名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

やはり昔の人は健脚

元禄9年10月6日。
空、晴れ渡る。
文左衛門は津嶋を参詣する。
家を日の出とともに出発し、申1点(午後3時過ぎ)に帰る。
今年10月6日、文左衛門は津島社を詣でる。
その途中で見たものをここに記す。
枇杷島橋。
(後略)
法界門、甚目寺の門で、あるいは法開門であるが文字はわからず。
(後略)
勝幡堤口号、春日井郡の勝川とこの勝幡は竹を切り、旗竿に用いる。思うに尾張故実である。
(後略)
津嶋宮。
(後略)
甚目寺、言い伝えではここの像は勢州甚目寺村の漁師が納める。開帳するとすぐに水が満ちあふれると。