名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

自作自演か

元禄14年11月9日。
先月25日のやいと市という者は鍛治屋町町代の子で悪人の盗人であった。
これを捕まえた乞食は目あかしの下代(下っ端の手代)となっていた。
少し前、目あかしに灸市兵衛という者がなったとあるのはこの聞き違えである。
少し前、牢破りの乱心者を熱田の目明しが参州へ捕らた。
近頃、牢で一緒の者が小刀を持っていると訴えた。
乱心でなければ褒美で許されるはずであった。
この小刀は番の中間が渡したもので、中間は牢に入った。