名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

その手口を知りたい

元禄7年9月10日。
与兵衛・理助・古渡村の手代元締め古渡村阿閉孫右衛門・鍛治屋町、袋町と本重町の間の近井儀右衛門が牢に入る。
妻子については町から番をする。
この手代2人はわずか13石に3人扶持ながら、日頃の生活は1000石取りでも及ばないものであった。
欠所(没収)に際して、美しい器が幾千とはわからないほどあった。
椀などは150から160人分。
衣服、上下、段子(緞子)、夜着、天鵞絨(びろうど)の布団など何10何100と数知れないほどあった。
召仕の妾などの派手な暮らしは一々数え上げることはしなかった。
金子も700両あった。
他に預け置いたものもあると。
この後、方々に預けた道具がたくさん見つかる。
銀の鉢などであった。