名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

罪は人それぞれ

元禄4年9月16日。
お許しが出た者たち、ただし、領国内、江戸、京より追放となる。
法円は古渡に住んでいた鉢開坊主。
昨年追放されたが立ち戻り橘町裏町長太郎娘を養子に遣わすとだまして津島に捨て置いた不届者。
由右衛門は八百町に住んでいた日用取。
八百町御細工の者梶権兵衛のところが放火された事件の取り調べで話が一貫しなかった不届者。
源右衛門は押切町の押の者(雑役)。
現右衛門に乱心した兄伴六を預け置いたが取り逃がした不届者。
清八は巾下江川町の者。
昨年追放となったが戻って盗みをはたらく。
半右衛門は御園町の者。
昨年追放になったが戻って盗みをはたらく。