名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

譲り合う気持ちはないのか

貞享3年6月3日。
酉刻(午後5時)過ぎ、伊勢町、鶴重町の角で埴原六郎右衛門・永井藤八・古高源助の3人が出雲守様(松平義昌)御道具持松風折右衛門を切り殺し立ち去る。
六郎右衛門・源助も軽い傷を負う。
道で出くわし、譲れ、譲らないで争いとなる。
折右衛門は倒れざまに古高の膝を割る。
そのため藤八郎は古高を背負い立ち去る。