名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

死んでから化けたのでしょうか

貞享3年6月10日。
魚棚通り、桑名町と伏見町との間にある桧物屋(曲げ物屋)が、床下で槍かんなを使って古狸を突き殺す。
巷では狒々(ひひ・猿)と云々。
体長は2尺1寸3分(1尺は約30センチ、1寸は約3センチ、1分は約3ミリ)。
顔の長さは4寸3分。
尾の長さ4寸5分。
前足は6寸3分。
爪の長さは1寸1分から6分。
爪の数は5つ。
後足の長さは7寸8分。
爪の長さは5分から3分、爪の数は前足と同じ。
4本の足はまるで人間のようであった。
顔の毛の色は狐色、鼻先は豚、胸前足は熊、背筋から尾までは猪、尾は豚。