名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-06-26から1日間の記事一覧

バカ息子め

貞享5年2月下旬。渡辺半蔵家来渡辺小伝治が改易となる。父六右衛門が隠居の見であったがこの知行を給う。六右衛門は養子をとるようにと申される。

手柄を立てれば報われる

貞享5年2月。近頃、雲州様(松平義昌)衆高橋九兵衛が御用人並を仰せ付けられる。御歩行より段々と立身してきた。昨年冬、召仕の者が江戸で喧嘩をし、草履取りが中間を切って逃げ去る。若党がこれを追いかけ、御門の内で仕留める。その間に、切られた草履…

篠島なら抜け出せるかも

貞享5年2月21日。彦坂金蔵・三浦勘之右衛門共に篠島へ流罪となる。三浦への使者は渡辺平兵衛に御目付鳥居五兵衛。彦坂への使者大嶋半兵衛に御目付一色伝右衛門。

弱きを助けるふたりに乾杯

貞享5年2月17日。熱田操り芝居で、黒ひげの浪人者ふたりが女中に無礼をはたらく。供の若党と中間は我慢できず、女中を乗物で先に帰して榊の森の南で待ち伏せをする。このふたりがやって来ると声をかけ、東裏の畑の中でたたき伏せて半殺しにする。槙野与…

友情関係にヒビ

貞享5年2月11日。材木屋市右衛門召仕の草履取が仲間の男2人と女1人に深手を負わせ、自身は自殺する。