名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

避雷針もない時代、落ちる、落ちる

元禄6年6月12日。
申刻(午後3時)、雨が降り、雷鳴が鳴り響く。
恒河佐五兵衛裏の桐の木に雷が落ちる。
根を貫き、そのあたりの木や草は枯れてしまう。
もちろん桐も枯れてしまう。
この時の火の玉は18、9あり、佐五兵の座敷や表へ落ちる。
佐五兵の内儀は気絶する。
正方寺・日置・御深井・長久寺の堀へも落ちる。