名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

なかなかあいさつ回りも大変だなあ

元禄6年4月22日。
風が吹き、雨が降る。
未刻(午後2時)には晴れる。
この朝、忠兵のところから人が来て、親類衆に顔を見せるようにと。
このため未3刻(午後1時過ぎ)忠兵のところへ行き、安田勘助を連れ、まずは朝倉平右のところへ顔を出す。
そこから松井重兵のところへ行き、十兵夫婦と娘に会う。
ここから惣左も連れ立ち、朝倉才兵のところへ行き、内儀に会う。
この時、才兵は京都に滞在中であった。
ここから勘助は一緒に行かなかった。
惣左だけを連れて、彦坂八兵に会う。
遠方からの来客があったので勝手には入らなかった。
八兵の婿は朝岡甚五右の知人であった。
その後、彦坂平太夫のところへ行き、平太夫夫婦と子息の兄平三郎・弟大助に会う。
八兵の他には吸物と酒を出す。