名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-10-05から1日間の記事一覧

こんな詐欺には誰も引っかからない

元禄5年7月27日。呉服町下に男がひとりやって来て、金1分を紙に包んで投げ出して銭を買おうとした。「今2分金を渡したので、銭2分を受け取りたい」と真顔で言うが、銭売りは取り合わず口論となった。主人の名を問うと「大沢無手右衛門」と答えた。そ…

矢田川には尾張藩の射撃場がありました、郷土誌「もりやま」に詳しい記事があります

元禄5年7月27日。朝、糸のように細い雨が降る。巳刻(午前9時)には晴れる。矢田河原で惣打が行われる。滝川彦左衛門が出る。文左衛門も行って見物する。

7月26日の天気です

元禄5年7月26日。雨が降る。午刻(午前11時)より晴れる。

7月25日の天気です

元禄5年7月25日。雨が降る。

7月23日の天気です

元禄5年7月23日。午(午前11時)より細かい雨が降る。

それならもっと早く手を打たないと

元禄5年7月23日。夕方、中根平兵衛が下僕一人を連れて建中寺前へやって来て、七右衛門という者のところへ出かけた。この者は春まで召し仕えていたが、訳あって正月に暇を出された。一説では平兵衛は暇を出す時、御国からは追放するがその後許すと約束し…

7月21日の天気です

元禄5年7月21日。雨が降る。正午には晴れる。

7月20日の天気です

元禄5年7月20日。雨が降る。

文左衛門さん、遊びすぎて気が抜けてませんか

元禄5年7月18日。雨が降る。午刻(午前11時)から晴れる。未の下刻(午後3時)、晴れた空に雷のような音が響き渡り、光るものが北から南へ飛んで行くと云々。しかし、文左衛門は音も聞こえず、光も見なかった。

7月17日の天気です

元禄5年7月17日。雨が降る。

文左衛門さん、連日の踊り見物

元禄5年7月16日。曇。巳の刻(午前9時)、文左衛門は塩屋町へ行き踊りを見る。衣装は華麗で、音楽も清らかであった。

文左衛門さん、鷲と発対面

元禄5年7月15日。晴、夜は曇。昼、文左衛門は幅下塩屋町へ行き踊りを見る。大変な人出で遠くより少し見てから時田文三郎のところへ行き、強飯(おこわ)を食べる。御鷹部屋へ行き、初めて鷲を見る。申刻(午後1時)帰路につく。石町で踊りを見る。音楽…

1発で3人傷つけるとは名人か

元禄5年7月13日。矢田で平岡五良兵衛が鉄砲を撃つと玉が飛び過ぎて北の堤まで飛んでいく。ここで昼寝をしていた役の者の足の指に当たって断ち切ってしまう。その玉がもうひとりのふくろはぎを打ち抜き、またもうひとりの尻に当たり、全員が気絶する。し…

7月12日の天気です

元禄5年7月12日丑の刻(午前1時)、大雨で石を砕くような雷鳴がひと鳴りする。

とんだ天気の葬式

元禄5年7月11日。夜、本立寺で加藤九十郎の葬儀が行われる。文左衛門が出かけると、乾(北西)の空に黒雲が起こり稲妻が人を射る。(中略)帰ろうとすると重い雲が垂れ込め、雷光が空に光る。たちまち豪雨となり新町から走って家にたどり着く。雷が雲を…

7月8日の天気です

元禄5年7月8日。申の刻(午後3時)から激しい雨が屋根瓦に打ちつける。雷は夜までに数度鳴る。

だから酔っぱらいは困る

元禄5年7月6日。夜、権田五座衛門横丁で酔っぱらいが脇差を抜いて女の子を追いかける。

血の気の多い僧侶だな

元禄5年7月5日。政秀寺の客僧佐藤司・郡蔵司という者が1日中口論をする。夜になって郡蔵司が中間の脇差を取って佐藤司の肩を切りつける。佐藤司は大いに驚いて逃げ去ったので命は助かる。郡蔵司は乱心ということで済ませると云々。

いつの世も酔っぱらいは迷惑

元禄5年7月5日。夜、恒河左五兵衛の表に面した壁のところでよくわからないが転んでぶつかる大きな音がした。少しすると人の激しい唸り声がしてきた。恒河子の僕が怪しんで門を開け出て見てみると、隠居らしき坊主が脇差を差して倒れていた。近づくと顔か…

うーん、コメントできない

元禄5年7月4日。近頃、志水で40になる男が9歳の女と交わり、陰門が裂けてしまう。これを縫って手当てをする。

7月4日の天気です

元禄5年7月4日。雨。未刻(午後1時)、雲が空を覆う。激しい雨が屋根を打つ。雨水が町に溢れるが、1時(約2時間)ほどしておさまる。

7月3日の天気です

元禄5年7月3日。申上刻(午後3時)、急に雨が降り始め雷が鳴る。

めでたい日に何たる不幸

元禄5年7月1日。晴。山伏が法螺を吹きながら通っていく。この日は本願寺通い所(名古屋東別院)で開眼法要が営まれる。経を詠む僧侶が380人と見物の者が集まる。婆3人が踏み殺されると云々。