元禄５年８月２７日。細かい雨が降る。

元禄５年８月２６日。曇。

元禄５年８月２５日。夕暮れから雨が降る。

元禄５年８月２３日。大根売りを打ちつけた男が追放となる。

元禄５年８月２０日。七間町辺りの婆が御器所で身を投げて死ぬ。

元禄５年８月１９日。正午、晴れる。

元禄５年８月１８日。曇。午刻（午前１１時）から雨が降る。

元禄５年８月１６日。文左衛門は真福寺へ出かける。演目頼朝を見物する。また軽業隼桐之助や大阪踊を見物する。この日は八幡祭が行われる。昨日が雨天のため延期となっていた。

元禄５年８月１５日。呉服町下で１５になる大根売りが畚（ふご・竹などで編んだ容器）を下ろして中に入り、大根を売り始めた。亭主が畚の中の細い大根を食べ始めるとやめられなくなってしまった。大根売りが亭主を叱ると、亭主は怒って棒で大根売りの頭を打…

元禄５年８月１５日。雨が激しく降る。未下刻（午後３時）から晴れる。

元禄５年８月１４日。曇。時々、細かい雨が降る。

元禄５年８月１２日。この日は仏陀の言う彼岸入。真福寺にて操りが行われ、演目は頼朝。演出太夫は笹尾平太夫。見世物はつりがね代八、年は４歳と。腹は大いに膨れ、周りは５尺（１尺は約３０センチ）もあるように見えた。頭と足は小さく、背は１０歳ほどの…

元禄５年８月１２日。晴。この日、佐分源太左衛門は同じ寄人を誘い、伊勢の海に船を浮かべる。船は漂い、風が帆をはらみ、空には雲が浮かぶ皆で酒を酌み交わし、三味線にあわせて歌を唄う。（中略）家に帰ると子五刻（午前０時前）であった。中野紋三郎・田…

元禄５年８月１１日。雨が降る。夜の雨は急に降り始める。夜明けには晴れる。

元禄５年８月７日。快晴。

元禄５年８月５日。先月捕らえられた銭泥棒の自白で仲間４人を捕らえる。小嶋平左衛門僕３人に大沢無手右衛門僕が１人。

元禄５年８月２日。晴。中根平兵衛が同名助右衛門のところで腹を切って死ぬ。年は４１。調べると、助右衛門は前々から乱心のことを知っていたので、刀脇差は渡さず用心していた。原因を詳しく尋ねると、平兵衛の継母で助右衛門の実母と平兵衛の妹婿で平兵衛…

元禄５年８月１日。雨。辰刻（午前７時）から晴れる。文左衛門が前嶋彦右衛門のところへ礼に出かける。雑談の最初に中根平兵衛が自殺したという知らせがあったが本当かと尋ねる。文左衛門は知らなかったし、平兵衛が死ぬ１日前に知らせがあったのも怪しいと。