名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今で言う増税ってやつですな

元禄6年6月22日。
触状がくる。
藩の財政が前々から思い通りにならず、今年は特に物入も多く不足が多くなりそうである。
このため昨年は7升ずつであった口米を今年から1升5合に増やしてにと差し出すようにと年寄に申し上げてきた。
最初の7升口米は返し下されるのが筋ではあるが、甚だ不快であろうが年寄共に申し上げておく。
今年の暮れからこの通りに差し出すように。
このため御家中の輩も7升の口米を増やして8升5合ずつ差し出し、御合力米御切米は今までの上げ米に1升増やして差し出すように。
併せて小身の面々は迷惑するので、御切米30石以上の輩だけがこの通り差し出すように。