名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-03-20から1日間の記事一覧

それぐらいで死にますか

元禄11年6月28日。近頃、野々垣源兵衛の惣領が自害する。継母を嫌がってのことと。

これもダメダメ3兄弟か

元禄11年6月26日。志水安心の3男で浪人の朝比奈助右衛門が僕を切り損ね、行方をくらます。惣領も浪人で、3男は但馬様の御歩行であった。午の刻(午前11時)に僕を手討ちにしようとする。横ばち(側頭部)と首の2ヶ所を切りつけるが死なず、走って…

口論ぐらいいいのでは

元禄11年6月15日。佐藤幾右衛門は小普請となり、中野又右衛門は五十人組となる。ただし又右衛門は扶持を半減し、切米は最初の通りとする。この2人は元は五十人目付で、2人で口論したためこうなる。

文左衛門さん、あんたは医者じゃない

元禄11年6月13日。松平(井)勘八が死ぬ。背中の腫物が治らずに死んでしまう。文左衛門が思うに、昔の人は憂い憤慨すると疽(悪性の腫瘍)を病んで死んでしまのでまさにこれである。

特命事項ってやつですな

元禄11年6月10日。成田新五左衛門が承り、雑賀藤右衛門に小柄60本を仰せ付けられる。後に御普請役を解かれる。ただし、小柄製作の間だけ。

火事にはならなかったか

元禄11年6月9日。雷が上飯田と山崎のあたりに落ちる。

たかが茶壷、されど将軍様の茶壷

元禄11年6月4日。大樹の茶壷が本町を通る。

元禄11年6月の天気です

元禄11年6月1日。朝の間少し雨が降る。その後、晴れたり曇ったりで天気は不安定。申(午後3時)前から晴れる。元禄11年6月3日。晴れたり曇ったりで天気は不安定。午(午前11時)前からしばらく雨が降り、その後晴れる。元禄11年6月4日。快晴…

まずは殿が倹約しないと

元禄11年5月29日。廻状が来る。御勝手(財政)が不如意(家計などが苦しい)につき、先年家中の輩に上米を増やすことなどを言いつけになり、それで財政を維持してきたが、昨年物入りのことが多く、御勝手に苦しくなったので、前々差し出した7升の口米…

仕事熱心があだとなった

元禄11年5月19日。馬頭はこの日まで行われ、昨日とこの日の2日間。未刻(午後1時)過ぎ、大塩孫右衛門の24,5になる召仕の男が座敷の前の梅を採っていた。下枝が泉水(庭園の池)にかかっていたので、戸板を筏にして乗るとひっくり返って落ちてし…

大雨なのに大変だ

元禄11年5月18日。馬頭が例年通り行われる。

そら、鈍くないから召し抱えた

元禄11年5月15日。隼人正が佐枝一郎右衛門をまた召し抱える。

恥ずかしさを感じるのだから鈍くないのでは

元禄11年5月11日。隼人正組佐枝一郎右衛門は耳が聞こえず鈍かった。能が終わり退出する際に自分の刀が見つからなかったので、若党が差していた刀を差して帰る。道で仲間がこれを見て、刀は御城にあったと知らせがあったので、行って受け取れと言う。す…

元禄11年5月の天気です

元禄11年5月1日。曇。わずかに雨が降り、東風が吹く。午(午前11時)前から雨が降ったり止んだり。申刻(午後3時)するとジメジメする。元禄11年5月2日。曇。時々雨。午(午前11時)過ぎると晴れる。元禄11年5月3日。晴れたり曇ったりと天…