名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これもダメダメ3兄弟か

元禄11年6月26日。
志水安心の3男で浪人の朝比奈助右衛門が僕を切り損ね、行方をくらます。
惣領も浪人で、3男は但馬様の御歩行であった。
午の刻(午前11時)に僕を手討ちにしようとする。
横ばち(側頭部)と首の2ヶ所を切りつけるが死なず、走って逃げだす。
助右衛門は外へ追いかけるが、刀を取りに戻っているうちにどこかへ走り去ってしまう。
本町門へ入ろうとするが、門番の足軽がこれを押え、升形に留める。し
ばらくして兄弟3人が馳せ参じるが、足軽は僕を渡さず。
翌日申刻(午後3時)に僕を引き渡す。
ただし、その前に僕は死んでいた。