2023-07-27から1日間の記事一覧
元禄16年4月29日。2、3日前、鉄砲津塚町でかつて中間奉公をしていた幼い女の子のいる小左衛門という町人が貧窮から小刀で喉を突くも死ねなかった。町奉行から詮議があって一両が下されたが、生きていても仕方がないと養生しなかったので2日で死んで…
元禄16年4月26日。少し前、龍泉寺で町人2人が音曲をしていた。御目見衆がこれを叱りつけた。すぐに謝って音曲には自信があったのでこのようなことをしてしまったと言った。まずこちらへと茶屋へ入り、持参したものと種々取り出して2人は逐電した。こ…
元禄16年4月20日。文左衛門は武右へ勤番を持参する。勤の覚 朝日文左衛門。一 延宝9年酉2月。瑞竜院様に初めて御目見仕る。御目見14年。一 元禄7年戌12月。父の跡を下され、城代組を仰せ付けられる。本丸番3年。深井丸番2年。番所の内助番を2…
元禄16年4月17日。祭礼が例年通り行われる。辰半(午前8時)に始まり、未(午後1時)前に終わる。長嶋町の茶筅売りが始まり中止となる。その代わり頼光四天王が山(伏)姿で山入になる。
元禄16年4月13日。龍泉寺たたら淵で女の子13人が船に乗り、後ろに向かうと水が入って船がひっくり返ってしまった。船頭1人いたが、これを見て逃げ去ってしまった。10人は何とか泳ぎ出たが、3人は見えなくなってしまった。船を裏返すと、その下で…
元禄16年4月12日。佐分利源太左衛門の鑓を御覧になられることなので、執り行うよう高木八郎左衛門が承ったとの状が来る。
元禄16年4月11日。申(午後3時)頃、火事とのことだったが嘘であった。
元禄16年4月8日。近頃、池鯉鮒で有馬中書の関札を立てる。家老4000石有馬監物が先に本陣脇に宿泊していたが、二条番の何某2人がやって来て、昨年泊まったところだと監物の宿札を剥がし、理不尽にも宿泊しようとする。監物はそれを聞いて、中書が来…
元禄16年4月6日。昨日、出雲守様(松平義昌)歩行頭堀田伝之右衛門は龍泉寺へ出かけるが、帰りに気持ちが悪くなって守山で落馬し、死んでしまった。家へ帰ってから死んだとも。
元禄16年4月5日。竹腰伝治郎傳(守役)大田文右衛門組足軽丹羽九太夫子に丹羽半六という町人がいた。龍泉寺を参り、酒に酔っぱらってしまう。申刻(午後3時)前に帰途につくが、大曽根坂下辻井辺りで脇差が抜け落ちた。急いで差そうとして腹を突いてし…
元禄16年4月3日。昨日深夜、加藤三十郎従兄弟の婿で女房は加藤半兵衛の娘である浪人宮本定右衛門が味鋺村原新田の伯父前田権太夫のへやって来て、女房が患っているので来てほしいと言った。権太夫はちょうど伊勢から客人があるので後で行くと言った。定…
元禄16年4月1日。未半(午後2時)過ぎから雨が降る。夜はジメジメする。元禄16年4月2日。1日中ジメジメする。夜には雨が止む。元禄16年4月3日。晴。元禄16年4月7日。夜更けに雨が降る。元禄16年4月8日。雨。申(午後3時)前から大雨…