名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

仕事熱心があだとなった

元禄11年5月19日。
馬頭はこの日まで行われ、昨日とこの日の2日間。
未刻(午後1時)過ぎ、大塩孫右衛門の24,5になる召仕の男が座敷の前の梅を採っていた。
下枝が泉水(庭園の池)にかかっていたので、戸板を筏にして乗るとひっくり返って落ちてしまう。
最近の雨で水がとても深くなっていたので終には死んでしまう。
その時、孫右衛門のところには他の召仕がおらず、しばらくしてから網で引き上げたが、既に死んでおりどうすることもできなかった。