2025-04-02から1日間の記事一覧
正徳4年7月30日。文左衛門は松へぎ善六からねず(杜)5尺(1尺は約30センチ)、榑を1両分16丁を買い求める。召仕1人を遣わし、車賃は70かかる。米が1両で4斗8升。甲斐殿の米は4斗6升、銭1分に835文。今月27日の状の写し。公も昨年…
正徳4年7月26日。行赦が3人ある名代は束帯で壱岐守(竹腰)が勤める。法事が終わり、紀州から使者は20枚、寄合広田十兵衛が勤める。御馳走懸り横井十左衛門・岡嶋半右衛門・新番3人が勤める。水戸より使者は御供番戸奈門之丞が勤める。御馳走懸り野…
正徳4年7月25日。一昨日、頭から廻文があり、来月から円覚院(徳川吉通)様霊屋へ瑞公(徳川光友)・泰公(徳川綱誠)と同様に拝礼をするようにと云々。
正徳4年7月24日。求馬(徳川宗春)様から入仏事が行われる。
正徳4年7月23日。今朝から檀歴が導師を勤める。名代は大紋で肥後守が勤める。安房守様。但馬守(松平友著)様からの入仏事が申(午後3時)頃に終わる。梅昌院(徳川綱誠側室)様が参詣し、巳(午前9時)頃に帰られる。
正徳4年7月22日。摂津守(松平義行)様・出雲守(松平義方)様から入仏事が行われる。近頃、壱岐守(竹腰)家中の米は4斗9升。
正徳4年7月21日。兵庫は江戸へ出発する。本寿院様から入仏事・施餓鬼が行われる。今朝明け方の寅半(午前4時)、檀歴が建中寺に入る。水が出たための逗留であった。6日に江戸へ出発していた。江戸へ出発した時は御先手安藤甚左衛門が品川まで送り届け…
正徳4年7月20日。辰刻(午前7時)、法事が始まる。相応寺が仮導師を勤める。昨日は清浄寺が名代で入院の儀式を済ませており、檀歴が到着しだいいつでも導師を勤める予定である。御馳走奉行は五味平馬・榊原孫助・星野七左衛門が勤める。惣門は高橋文右…
正徳4年7月19日。源右のところでの頼母子は文左衛門が得る。5両の内1両は元かけ(胴元?)に遣わす。
正徳4年7月18日。法事中は物静かにするようにとの廻文がある。
正徳4年7月17日。近頃、日本中で熱田(?)風邪・頭痛などが大流行となる。少し前の太陽と月の色が赤かったのはこの前兆かと。
正徳4年7月14日。大須で芝居が行われるはずが、雨のため中止となる。昨日、伊勢町大昌院という山伏が貧しさのため首をくくって死ぬ。近頃、納屋のあたりで銭の延せし(返金が遅れる?)者が闕所の上、町へ預けられる。
正徳4年7月13日。町内がとても静かであった。あちこちで追いかけられたり、切りつけられることがあったので誰も出歩かなかった。天気も悪く、子どもの踊りもほとんど行われないほどであった。中市場の薬屋は近頃羽織の袖を切られ、身体にも少し傷を負っ…
正徳4年7月12日。盆前、切米などの䦰で500余番まで金を渡す。
正徳4年7月11日。濃州羽栗郡孫右衛門が獄門となる。あちこちへ盗みに入ると云々。
正徳4年7月10日。文左衛門は役料金を蔵で請け取る。5両3分、銀4分で1両を6斗6升に替える。夕暮れ過ぎ、若宮の横町御旅所の前で靭負殿代官山本三郎左衛門の妻の甥山本孫平次20才が切られて死んでいた。後ろを斜めに1ヶ所、刀も抜いておらず羽織…
正徳4年7月9日。7月4日に評定所で尋ねられたことがあった。それは以前御目付仙波七郎左衛門へ嫁ぎ、離別して戻った源四郎の妹のことであった。先ごろ源四郎若党と刺し違えてお互い死んでしまったことが、源四郎から主殺しだと訴えがあり、吟味があると…
正徳4年7月7日。行赦が2人ある。その中の人は先日彦内のところへ入った泥棒であった。知法院様の法事が辰半(午前8時)過ぎに終わる。名代は壱岐守(竹腰)が勤める。導師へ7枚、寺へ2枚ずつ。敬公へは今朝名代を肥前守が勤める。
正徳4年7月6日。知法院(綱誠娘で綱吉養女)の法事が巳(午前9時)に始まり、未2刻(午後1時半前)には名代を駿河守(大道寺)、壱岐殿(竹腰)、甲斐殿(志水)が勤める。その他御用列は大目付までが勤める。仲間親類書を認め直し、元右へ左の通り遣…
正徳4年7月5日。近頃、米5斗2、3升。
正徳4年7月4日。近頃、但馬様(松平友著)の子万弥様の御迎えに角大夫弟の御小納戸水野右衛門九郎が名古屋へやって来る。万弥様今まで長者町鈴木十兵衛の町屋におられた。
正徳4年7月3日。申(午後3時)頃、坂下で喧嘩と聞いて文左衛門は見物に出かける。油屋清六の前で小脇指を差した40ばかりの男が首から血が流し、手錠をしていた。その少し西では願人坊主がこれも手錠をしていた。この2人は示し合わせて町々でゆすりを…
正徳4年7月2日。御馬廻小頭1人と平組5人に瑞祥院様(徳川吉通正室)の御迎えに江戸へ下るようにとこの日中村又蔵のところで申される。
正徳4年7月1日。この日に蔵に人を遣わし、切米ならびに役料の䦰を行う。大混乱となり、脇差などが抜けて怪我をする者もあったと。先月28日の日付での御目付の添状ならびに金銀吹替えの触状がやって来る。5月16日に公儀から言いつけられたが、長い文…
正徳4年7月1日。暑い。未(午後1時)前、乾(北西)に雲が現れ、雷鳴・稲光、横殴りの雨で氷が降る。大きなものでは大指(親指)の頭ぐらいあり、とりわけ激しい雷が2,3度ある。天野源蔵のところでは1匁(1匁は約4グラム)5分(1分は約0.4グ…