名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

正徳4年7月の天気です

正徳4年7月1日。
暑い。未(午後1時)前、乾(北西)に雲が現れ、雷鳴・稲光、横殴りの雨で氷が降る。大きなものでは大指(親指)の頭ぐらいあり、とりわけ激しい雷が2,3度ある。天野源蔵のところでは1匁(1匁は約4グラム)5分(1分は約0.4グラム)と云々。未(午後1時)過ぎに日が差すが、またしばらくすると乾から雲が現れ、雷が地を揺らすこと半時(1時は約2時間)あまり、雨も降りジメジメする。申(午後3時)過ぎに雨が止む。大曽根屋敷の中へ雷が落ちる。橘町西側三十郎という小店に雷が落ちる。稲荷の西の能を行った明(空)地へも雷が落ちる。前津村の田へ雷が落ち、稲を傷める。その他あちこちに雷が落ちると。熱田では雹は降らなかった。沖では江の浦の東で大きな雹が降る。雷は少なく、一目連(突風)が通り過ぎたと。込野村では民家が大分と損傷し、1人が死ぬ。広井八幡の大榎も折れる。坂崎九左衛門はこの中で五(いつ)嶋勾当の婿になり、100両を取る。近頃新しくした高塀の覆いがひっくり返され損傷する。本多右門の小塀も吹き返され粉々になる。小塀は蔵と台所の間で強風でも動かないような塀であった。小塀が粉々になったのは後の雹の時で、どっと吹いた南風の時かと。善師野の雹は大梨子ほどの大きさであった。民家を損傷し、田を損傷する。雷は江州水口より東であった。雹は桑名からこちらの方とか。深夜過ぎ、雷鳴が強くはないが永らく轟き、かなり戸障子が響いて地震のようであった。地まで響くような雷であろうか7、8度鳴る。雨も少し降って止む。
正徳4年7月2日。
朝、少し涼しくて晴れる。この日涼しく、文左衛門は汗を少しもかかなかった。昨日までは家のいても汗が流れ落ちた。
正徳4年7月6日。
蒸し暑い。申(午後3時)頃、雷が2、3度聞こえる。その後申過ぎに雨が一降りして止み、晴れる。1晩中暑い。
正徳4年7月7日。
暑い。
正徳4年7月8日。
夕暮れ前から時々小雨が降る。深夜から雨が降り、ジメジメする。
正徳4年7月9日。
雲が乾(北西)へ流れて行く。雨が降り、ジメジメする。辰(午前7時)から激しい巽(南東)風が吹く。あちこちで樹木などを吹き折る。昼頃に風が静まる。雨は未半(午後2時)から止む。夜、晴れる。
正徳4年7月10日。
晴。蒸し暑い。
正徳4年7月11日。
雲が乾(北西)へ流れて行く。蒸し暑い。
正徳4年7月12日。
雲が乾(北西)へ流れて行き、暑い。
正徳4年7月13日。
雲が乾(北西)へ流れて行く。天気が安定せず。時々雨が降る。夜、晴れる。夜半から雨が降り、しばらくして止む。またジメジメとしておさまる。
正徳4年7月14日。
曇。巳(午前9時)過ぎ、晴れる。また曇る。時々小雨が降り、戌(午後7時)前から雨が降る。
正徳4年7月15日。
雨が降り、ジメジメする。巳(午前9時)から雨が止む。段々薄曇りとなる。
正徳4年7月16日。
雨が降るが、時々止む。時に日が差す。暑い。雲が乾(北西)へ流れて行く。未(午後1時)から晴れる。夜、月明りが好ましい。
正徳4年7月17日。
晴。
正徳4年7月22日。
暑い。
正徳4年7月23日。
巳(午前9時)過ぎから時々曇る。時々わずかに雨が降る。午半(午後0時)から雨が降ったり止んだり。
正徳4年7月24日。
晴。暑い。巳(午前9時)から時々わずかに雨が降る。未(午後1時)前から雨が降る。申(午後3時)から雨が止んで晴れる。
正徳4年7月25日。
明け方から雨が降る。巳半(午前10時)から雨が降る。未(午後1時)過ぎに雨が止んで晴れる。蒸し暑い。
正徳4年7月26日。
晴。暑い。
正徳4年7月27日。
蒸し暑い。
正徳4年7月29日。
寅刻(午前3時)、雨が降り、ジメジメする。半時(1時は約2時間)ばかりで雨が止む。
正徳4年7月30日。
晴。近頃は昼夜とも暑い。
寅(午前3時)過ぎ、雨がしばらく降って止む。