名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-11-21から1日間の記事一覧

若者よ、鍛錬しろ

元禄7年5月30日。辰半時(午前8時)から文左衛門は拝謁に参上する。お出ましはなかったので、巳の刻(午前9時)より町野助左のところへ出かけるが留守であった。皆が言うには、助左のところへ行くことは拝謁のためでなく、行くことにわけがあるのでは…

次から次へと言い渡しがある

元禄7年5月29日。御直衆の子たちは御国御用人とするとの言い渡しがある。ただし、御馬廻りの中には言い渡しがなく、参上せぬ者もあり。

助左さんは留守がちです

元禄7年5月28日。明け方前に雨が止み、晴天となる。朝5ツ(午前8時)過ぎ、文左衛門は町野助左のところへ出かける。留守であったので帳につけ、帰りに拝謁に参上する。4ツ(午前10時)前、公は大殿様のとこを訪れる。4ツ過ぎに帰られる。

ちゃんと聞かないと後が大変かも

元禄7年5月26日。辰7点(午前8時30分)、文左衛門は拝謁に参上する。巳の3点(午前9時30分)、公は大殿様を訪れる。その後、帰られる。五十人組御供が参上して聞かされたのは、拝謁の輩はこの日から勝手次第とするので明日か明後日にでも町野助…

拝謁するのは難しい

元禄7年5月25日。文左衛門は拝謁に参上する。お出ましはなし。

頻繁に通われますね

元禄7年5月22日。巳の刻(午前9時)、公は大殿様を訪れる。午8点(午後1時前)、お帰りになる。文左衛門も4ツ(午前10時)過ぎに参上するが、拝謁はなし。

助左衛門さん、忙しすぎるのかも

元禄7年5月27日。辰の刻(午前7時)、文左衛門は近所の友と町野助左衛門のところへ出かける。留守であったので帳につけて帰る。ついでに拝謁に参上するが、お出ましはなし。夕飯後は助左は在宅。最近何度も助左のところへ行って話している者に聞くと、…

殿がいると文左衛門も真面目だ

元禄7年5月24日。晴天。卯7点(午前6時30分頃)、文左衛門は拝謁に参上する。辰5刻(午前8時頃)、公は建中寺を参詣する。御装束御目見衆の御供はなし。巳2刻(午前9時過ぎ)、帰られる。

旬の筍は字の通り美味い

元禄7年5月23日。明け方から雨が降り、辰刻(午前7時)に止み、以後晴れる。この夜、橦木町鮎川小右衛門近所に筍泥棒が現れ、筍を折って逃げ去る。家々では大いに騒いだと。この日文左衛門が聞いたところでは、先月25日に磯貝伝太夫が津守様(松平義…

群集心理は怖いなあ

元禄7年5月21日。正午少し前、公が御下屋敷を訪れる。未2刻(午後1時30分頃)、帰られる。御目見衆が大勢で騒ぎだし、服部甚蔵などが御供の際は先へ参上するなとしきりと叫ぶが、大勢が我先となり、聞き入れなかった。先に走り行くので御機嫌よろし…

大猷院の霊屋ってどこにあったんですか

元禄7年5月20日。朝のうち曇っていたが、その後晴れる。辰の刻(午前7時)、文左衛門は拝謁に参上する。巳5刻(午前10時過ぎ)、公は大猷院(家光)の霊屋を参詣する。

3人は特別扱い

元禄7年5月19日。晴天。今朝、公は大殿様を訪れる。芦沢藤蔵、永田半右衛門、小森伴左衛門が呼ばれ、内密に拝謁すると。

また寄り道ですか

元禄7年5月18日。辰3点(午前7時過ぎ)から文左衛門は横川長右衛門と連れ立って熱田を参詣する。帰りに真福寺へ立ち寄ると、辻狂言、踊り、熊の子見せ物、火に見(意味不明)、念仏申が始まり、彼岸のようであった。この年は町中から馬頭を出さず。

5月17日の天気です

元禄7年5月17日。晴天。

5月16日の天気です

元禄7年5月16日。朝、雷が一鳴り。卯の5刻(午前6時前)過ぎると雨が止む。巳刻(午前9時)より晴れる。夕暮れ前から黒い雲が空を覆う。少しずつ雨が降る。酉2刻(午後5時過ぎ)から大雨となる。雷が数度鳴る。夜更けに晴れる。

大荒れの天気の中3名も亡くなったのか

元禄7年5月15日。昨夜より雨が降る。申3刻(午後3時過ぎ)から風が吹き、雨も降る。夜には激しい風と雨となり、所々の石垣・舎・塀などが崩れる。2日間の御礼銭は380両ばかりと。鈴木平太夫が死ぬ。近頃、荻野七郎右衛門娘を迎えるため輿入れの酒…

5月14日の天気です

元禄7年5月14日。曇で時々小雨が降る。

何かと物入りですね

元禄7年5月13日。晴天。公が大殿様のところを訪れる。触状が来る。一筆申し入れる。御家督御家中衆御礼があるので明日14日5つ(午前8時)に登城するように。継目の御礼が済んでいない輩はこの日御礼があるので心得ておくように。翌15日に同心衆御…

5月12日の天気です

元禄7年5月12日。明け方から雨がわずかに降るが止む。辰半時(午前8時)から雨が降る。その後夕暮れまでは降ったり止んだり。又は強い風が吹き、雨も降る。酉2刻(午後5時)には止む。

5月10日の天気です

元禄7年5月10日。昨夜更けから雨が降るが、未刻(午後1時)に止む。

こんな日に火事かよ

元禄7年5月9日。鳴海の御旅宿を寅の刻(午前3時)に御立になる。朝は薄曇。御供をしながら笠寺を20町(1町は約100メートル)ばかり過ぎると名古屋の方で火柱が見えた。人々は色々と噂をしていた。瓦焼やたたらの明かりか、あるいは火葬の煙、ひど…

早朝出勤じゃないですか

元禄7年5月8日。申下刻(午後4時)から曇る。夜には時々星が見えていた。子3刻(午前0時)、文左衛門は浜田宅左衛門・渡辺八弥・石川雲平と連れ立ってお迎えに出かける。笠寺から10町(1町は約100メートル)あまり行くと先乗舎人八左衛門・水野…

釣りとか網打ちも好きなんですよ

元禄7年5月6日。快晴。夕飯後、文左衛門は粕谷市助と連れ立って矢田あたりへ投網を打ちに行く。

5月5日の天気です

元禄7年5月5日。昨日の夜更けに雨が止む。明け方には晴れる。

5月4日の天気です

元禄7年5月4日。雨が激しく降る。巳の時(午前9時)から小雨になる。その後また降る。

5月3日の天気です

元禄7年5月3日。明け方より雨が降る。

5月2日の天気です

元禄7年5月2日。雨が止み、晴れる。

お出迎えも大変だ

元禄7年5月1日。この日触状がくる。殿様の御帰城についてお迎えに参上する場合の注意書きが江戸より申し来た。ひとつ、鳴海の西の町はずれから熱田までの間、お迎えに出る輩は仲間ごとに並び居り、他の役との間を5、6間(1間は約1・8メートル)ずつ…

5月1日の天気です

元禄7年5月1日。明け方から大雨。雷が鳴るが、辰刻(午前7時)には止む。その後もしばらく激しい雨が降る。