名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

旬の筍は字の通り美味い

元禄7年5月23日。
明け方から雨が降り、辰刻(午前7時)に止み、以後晴れる。
この夜、橦木町鮎川小右衛門近所に筍泥棒が現れ、筍を折って逃げ去る。
家々では大いに騒いだと。
この日文左衛門が聞いたところでは、先月25日に磯貝伝太夫が津守様(松平義行)に乗打ち(下乗の礼を欠くこと)、その日すぐに逼塞を仰せ付けられる。
翌26日に津守様に侘びるために出かける。