名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-07-17から1日間の記事一覧

ちゃんと礼はしないと

元禄16年1月28日。小右衛門妻を置くことで彦兵殿から小頭が決まったと申してくる。このため彦兵殿と武兵に礼に文左衛門は出かける。

見て見ぬふりはいけません

元禄16年1月26日。近頃、喜知姫様の中間が下屋敷の堀で投網を仕事と偽って打つ。押の者が詰問し、牢に入る。近所の辻番はこれを咎めなかったと叱られる。近頃、野呂瀬紋左衛門家内が石谷浅之右衛門の法事が木賀崎であるので参詣する。その留守には門左…

いろいろと手続きに気を病んでる文左衛門

元禄16年1月25日。文左衛門は小右衛門妻を引き取り置くことを柴山百介に聞きに行かせる。元来国を出た者、特に女なら断らなくても苦しくはないか。また目付へ頭から断りを入れるべきか、我らが直接入れるべきか。百介の返事には国を出た者、他国など差…

前嶋小右衛門のことは前に書かれているのですがここから登場させます

元禄16年1月24日。午半刻(午後0時)、おふゆ・半三郎が駕籠で半左衛門のところに到着する。中間角右衛門も附いて来る。文左衛門は書付を小頭へ遣わす。覚前嶋小右衛門妻は私の従兄弟であります。小右衛門は今月9日に伏見屋敷で病死したので小右衛門…

のむぎ村ってどこなんでしょう

元禄16年1月23日。丑8刻(午前2時半過ぎ)、坤(南西)の西寄りに火柱が見える。蟹江のあたりでのむぎ村正願(順とも)寺が焼失する。また明け方前、乾(北西)に火柱で、これは近江守知行所で今尾村は大方が焼失する。家の数は150軒ばかりと。

これで成仏できる

元禄16年1月21日。彦坂主膳塩漬の死骸について扱いを任せるとのことなので翌晩葬る。近頃、熱田の井戸へ狐が落ちて死に、水が悪くなる。汲まないようにとのこと。狐が落ちなくても、井戸が壊れて水が悪くなったと。

よほどの性悪

元禄16年1月19日。惣河戸の50歩(1歩は約1,8メートル)北の堀の中に広井村の船大工甚八が切られており、文左衛門は出かけてこれを見る。頬を3か所、左の指を切り落とし、右の手に2、3か所脈所などを切られる。下帯はなし。甚八ははなはだ性悪…

良かったといえば良かった

元禄16年1月14日。夜、清須で3軒が焼失する。風が激しかったがはずれの家だったので大火にはならず。

これは困ったことだ

元禄16年1月15日。熱田の印地打ちで巧みな者がおらず、見物の諸士・町人などの中には石で頭を砕かれた者がある。神宮寺の堂のそばまで印地打ちが追いかけたのは宮の失敗だと云々。

正月早々何をやっているのか

元禄16年1月1日。二条番青柳新九郎が飯田権九郎宅へ出かけ、喧嘩し双方闘う。2人とも稲葉駿河守組であった。

元禄16年1月の天気です

元禄16年1月1日。空晴れ渡る。深夜に雨が降る。元禄16年1月2日。朝の間、雪と雨がまじって降る。やがて雨となり、巳午前9時)過ぎに止む。未(午後1時)からまた降り始める。亥(午後9時)前に晴れる。元禄16年1月3日。晴。元禄16年1月4…