名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは八つ当たり

正徳3年6月27日。
飛騨守御用番の時は御足軽15人ずつ交代で詰めることになっていた。
湯浅喜平次という者は行いが悪く、詰めていながら度々隠れて外出しており、それを仲間の小関藤兵衛が諫めていた。
この夜、藤兵衛が紙帳(安い蚊帳)の中で寝ていると喜平次が切り込み、騒ぎとなった。
後日喜平次は七間町の乱心牢に入る。
藤兵衛には傷を養生し、前々のように勤めるようにと。