2024-12-08 これは八つ当たり 鸚鵡籠中記 正徳3年6月27日。飛騨守御用番の時は御足軽15人ずつ交代で詰めることになっていた。湯浅喜平次という者は行いが悪く、詰めていながら度々隠れて外出しており、それを仲間の小関藤兵衛が諫めていた。この夜、藤兵衛が紙帳(安い蚊帳)の中で寝ていると喜平次が切り込み、騒ぎとなった。後日喜平次は七間町の乱心牢に入る。藤兵衛には傷を養生し、前々のように勤めるようにと。